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第十二話 戦争に行く前に

ルーク視点に戻ってきました

正直ベル君が俺についてくるって言うなんて予想外だった、ベル君は優しそうな子だったし戦争なんて無縁な生活を送ってほしいっていう願いもあった。


でも、ついてきてほしいと言う下心があったのも嘘じゃない


いじめられている奴っていうのは手を差し伸べてくる相手に縋り付いてしまう良くない特性があるっていうのもいじめられていた経験があるからよくわかってるんだよな。

だから、あんまりこういう話はしたくなかったが俺だってこの世界で初めてできた友達とは離れ離れになりたくなかったしwin-winだよな


ウン、そう思うことにしよう


だが、ベル君の家はそんなこと許すのかぁ?いくら相手が美少年とは言えロミジュリばりの駆け落ちとか勘弁だ。俺は女の子の方が好きだしな


だが、戦争か…いまだに実感が湧かない

今までパソコンの画面で駒を動かして敵を倒す戦争はしてきたが、まさか俺が一兵卒として戦うことになるとは…


だが、俺はなんの変哲もないもうすぐ7歳になる現6歳児だ。これが10歳になったところで一体何ができるっていうんだ

だが、俺だって漢だ。せっかく戦場に行くのなら無駄死になんてごめんだ

名前の知らないこんな異世界だろうと絶対に後世に名を残すような一角の人物になってやるのだ


そのために何をするべきか考えよう

うーん、こういう時ジャンプやラノベの主人公たちはどうするのだろうか?

そんなことを思いながら昼にマリーと散歩をしていた


というのも、俺が四年後、戦争に行くことが家族会議で母さんやマリーが理解してくれた後で母さんに呼ばれてこう言われたのだ


「未だにあなたが戦地に行くことに納得なんてしてないけどこれだけは約束してほしいの、あなたが帰ってくるべき場所はここなんだってこと忘れないでちょうだい」

「そんなことわかってるさ」


そう返すとこんな提案をされた


「あなたは、他の子達より大人びてるけどまだわかってないわ。そうだ!週に一度でいいからこの街を散策してみなさい!そうだわ、それがいい!でもいくらこの街がカナリアの中心部で治安がいいと言っても一人で行くのは危ないからマリーと一緒に行きなさい!」





と、まぁ俺の意思なんて関係なく週に一回この街を散策することが半ば強制的に決定されてしまった。


そんなわけで俺は今、街中をマリーを連れて歩いている。

歩いてみて気がついたのだが家の窓から見えなかったが薄暗い路地裏に人がいるのがわかる。よく見ようとするとマリーが手で俺の目を覆った


「坊ちゃん、いけません」

不思議そうにマリーの方を振り向くと

「坊ちゃんは知らなくていいことです、行きましょう」


俺はかろうじて頷いたのだが正直マリーに目を覆われたことにドキドキしてしまってそれどころじゃなかった。

だって23歳のメガネ美人さんに後ろから手で覆われるとかドキドキしない方がおかしいだろ!どきどきするのが漢だろ!なぁ!違うかよ!


ハァハァ…いかんいかん前世も今世も女性耐性が皆無で困るこの程度でどきどきしちゃうから、Dの意志を継ぐもの”童貞”なんて呼ばれちまうんだ。天竜人も裸足で逃げ出すねこりゃ


そんな馬鹿なことを考えていると路地裏からふらふらと出てくる男がいた

「なぁ、嬢ちゃん美人だなぁ俺の相手してくれよ〜いいだろぉ?」


男は目尻が落ち窪んでいて髭がボウボウに生えた顔をしており吐く息からは安酒の匂いがした

「坊ちゃん、行きましょう」


そんな男をマリーは無視し、俺を急かしながら早歩きで歩き去ろうとした


「なんだぁ?つれねぇな、俺は帝国軍の傷痍軍人だ!ここの奴等は俺らの奴隷とかわらねぇ!しのごの言わずにこっちに来い!」

そういうと男はふらふらした足取りから一転俺が瞬きをする瞬間にマリーの右手を掴んでいた


マリーも驚いた様子だったが、ちょっと待って欲しい、今一瞬受け身取ろうとしてなかったか?なんでやめたんだろうか?


いやそんなことを考えてる場合じゃない割とピンチだぞ、どうする

俺が間に入ったところで突き飛ばされるのがオチだ。


それに、さっき男の動きが全く見えなかった

とてもじゃないがこの男に力で敵わないことは自明だ。

一体どうすればいいんだ……


そうこうしているうちに男はマリーを路地裏に連れ込もうとしている

と、マリーが覚悟を決めたような顔をしたように見えた途端


男の体がブレて吹き飛んだ

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