絶望への扉
ダンジョンは入った俺は、1階層は数匹狩る程度で終わり。マップを見て第2階層へと移動していった。
「やっとたどり着いたな、ここが2階層へと続く階段か。」
早速俺は階段を降りていき2階層へと向かった。
ここで補足だが、ダンジョンにはターニングポイントがありそこに転移魔法陣があるその魔法陣は階段のすぐそばにあり、自分がいったことのある階層へと瞬時に転移することができる、また買える際も同様。
「よし、ここが2階層か。2階層はどんな敵が来るのか楽しみだな」
ガサッ
さっそく敵が現れた、
ローウルフlv3
スキル:噛みつき、咆哮
「どうやら、2階層は狼が敵か」
ローウルフは見た目はまんま狼だが大きさが虎ぐらいの大きさなのでなかなか手強そうだ。
ローウルフはこちらに気づいた瞬間、襲いかかってきた。
ローウルフの動きはまるでフェイントをかけるかのように周りを動き回る。
「ハハッ、なんだなんだ狼っつってもそんなもんかよ！」
ローウルフの動きは早かったがしかし、スキル俊足lv4を持っている一輝には赤子当然のスピードだった。
ローウルフが死角を取り首元に噛み付こうとしてきた、
「残念、わざと隙を見せました。おらっ」
ローウルフが噛み付こうとしてる後ろに瞬時に移動し、ローウルフの首をハネる。
「あっけないな～、こりゃ相当上でもまだまだやっていけそうだな～。」
一輝にとってローウルフはホーンラビット同様相手にならなく、数十匹程度で狩り終えて次の階層に移動しようと次の階層へと続く階段を探した。
階層を探している途中不思議なものがあった。
「これは、扉？」
ダンジョンに扉があることはそう不思議なことではない、むしろ頻繁に扉はあり、そこには宝箱があったり、モンスターがいたり、ボスがいたりなど。さまざまなことが起こるのが扉だ。
そして扉はしっかりとマップの中に表示されており、どのようなものが待ち受けているかもマップを見ればわかるような仕組みになっている。
しかし、一輝が見つけた場所にある扉はマップには記載されていなかった。
本来記載されていない場合は、そこがまだ探索のされていない未知の扉であるということになるのだが、それはあり得ないことであった。
なぜなら2階層というのは、一般的にみると低階層に位置しており、低階層である2階層はすでに探索され尽くしておりマッピングは全て完了されていると冒険者ギルドがおふれを出しているのである。
そんなわけで、一輝は不思議に思っているのだ。
「ふむ、これはつまりだろも見つけていないお宝を俺は見つけてしまったということなのだろうか。よし、少しだけ入ってみようかな。」
扉の奥は宝箱であることが多く、またその宝箱の中身はかなりいいものが入っている時とそうでない時があるらしいが、一般的に最初に開けた時は必ずいいものが入ってるらしい。なので宝箱初めて見つけた際はちょっとした財産になるのである。
「よし、入るか」
ガチャ
この時一輝は知らなかった、ダンジョンにはモンスターボックスと言われる、モンスターが無限に湧く部屋があり、脱出方法はその階層から1番近いボス階層のボスを倒さなければならない、しかしボスのレベルは扉が出現した階層の×20のレベルのモンスターになること。
「なんだこの部屋、広いだけで何もないじゃないか。」
一輝が見た部屋は立方体に1キロほどの大きさであり、全く何もない部屋であった。
「なーんだ、つまんね、さっさと次の階層に行こっと。」
ガチャ、ガチャガチャ
「ん？なんだ？扉が開かない」
ズサッ、ズサッズサッズサッ
一輝は後ろから足音が聞こえたので瞬時に後ろを振り返った、その先にいたのは
「なっ、なんだこのモンスターの量は…」
一輝が見た光景は、数百はいるであろうモンスターの大群、しかも平均してレベルが10以上であること。
そして奥で眠っているデカイ猪
デスボア:lv40
スキル:咆哮、突進、狂獣化
「なっ、なんで…」
一輝が発した声に寄ってモンスターがこちらに振り向き一斉に襲いかかってきた。
