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現象9 エイル・マッキンガー

学校からの投稿だぜ!

あと、名言って中々難しいものでして・・・、がんばって考えてるんですけど・・・、何かいまひとつグッと来なくて。何かいい言葉があったらそれを載せたいと思います!

 オレたち3人は日狩を探しゾンビから守るために、街中を奔走していた。今度は呪術、一体オレはいつになればこんなコトを考えなくて済むんだろうか。

「裂光火剣、紫厳葬滅ヴァイオレットフィラー!」

「「オォオォォオオ」」

松下先生の紫厳葬滅は、太陽光に含まれる紫外線を濃縮させて相手を細胞から破壊する。先生はオレと違って迷いというものを知らない。目的のためなら、他人の命なんて全く気にしない。オレも6年前はそうだったけど、先生と出会って優しさや心のあり方を教わった。先生と出会って損をしたと言ったら変だが、昔みたいにストレートに物事を考えられなくなった。常に配慮や遠慮が付き纏い、その結果、迷いが生まれてしまったのだ。今も敵のゾンビを殺さずに済む方法を考えている点からして、オレは人を殺すコトができないんだと思う。

「「ウゥゥゥゥウ」」

「何だ?ゾンビが引き返してるぞ」

「目的を果たしたのでは・・・?・・・まさか!」

日狩が、捕まった・・・。ゾンビに、ゾンビを操ってるヤツに。オレたちは、すぐさま周辺を徹底的に探し出した。ロードは魔術反応を探り、先生はゾンビを片っ端からぶった切っている。

「出ましたよ、反応が。場所はBW倉庫の、ナンバーは76です!」

「「了解したぁ!」」

オレと先生は全力で走り、ロードも後から追いかけた。

 オレたちが倉庫についた時には、もぬけのカラだった。ロード曰く、反応が若干残っているからそう遠くへは逃げていないらしい。つまり少なくともこの倉庫エリア内に潜んでいるというコトだ。

「ん、少し血生臭い。近いぞ」

「血生臭い?」

松下先生、アンタは猟犬ですか・・・。そんなのオレにはわかりません。とりあえず、松下先生を信じるコトにした。

「血だ、明らかにここで戦った跡がある」

ドンピシャだった。

ガンッ!

「「「!」」」

今、隣の倉庫から音がした。オレたちはすぐに倉庫に向かう。

「日狩!・・・テメエか」

「アンドーくん・・・?ロー・・ド?」

日狩はのっぽの銀髪に踏みつけられていた。体はボロボロで、いろんな場所から血が吹き出ている。

「何だよ、お客様ケェ」

銀髪はパキンと指を鳴らした。すると倉庫のシャッターが閉まり、完全に閉じ込められてしまった。

「さてと、不死身の兵士さんたちのご登場ケェ。殺っちゃうんだケェ」

ゾンビが銀髪の後ろからぞろぞろ現れた。数が多くて、オレの力では処理しきれない。

「2人はあの子を助けてやれ!」

ヴォンッ!

先生がゾンビをぶった切った。おかげで、銀髪まで一直線だ。

「うおおっ!」

「ケェ、おバカさんですケェ~」

ドロロォ~~・・・

「うぅ、何だコレ!?毒か!」

銀髪に触れた瞬間、オレの手が一瞬で爛れた。

「オレの名はエイル・マッキンガー、呪使人の間では狂毒のマッキンガーなんて呼ばれてるケェ」

「あのゾンビはテメエの呪術か・・・」

「違うケェ、ゾンビはもう1人のヤツの呪術だケェ。けどコイツが倒しちゃって仕方なくオレが操ってるんだケェ」

日狩、2対1なんて強いられていたのか。だけど心配いらねえぞ、今度は3対1でオレらが確実に有利だからな!


今回の登場人物

エイル・マッキンガー(16)...呪使人。狂毒のマッキンガーと呼ばれる。日狩を敵対視しており、昔勝負に挑んで負けている。元はスラム街の孤児だったが、たまたま通りかかった呪使人に拾われ呪使人となる。名前はその呪使人の名前をとっている。

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