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気ままに…

殴り合いはしないが殴り合いの助長はするヤツ

作者: 有嶋俊成
掲載日:2026/04/04

【登場人物】

・非常識男…電車内にて、足を延ばして座っていた男。

・喧嘩腰男…電車内にて、非常識男の足にわざとぶつかりにいった男。

・野次馬男…非常識男と喧嘩腰男の争いを高みの見物する男。

(電車内にて…)


非常識男「痛ってぇなオイコラァ!!」


喧嘩腰男「足出してんじゃねぇコラァ!!」


非常識男「もっと遠く歩けばいいだろ!!」


喧嘩腰男「オメェが足伸ばして座ってっからだろうが!!」


非常識男「なんだコラオイ!!」


喧嘩腰男「殴んのかよアァ!?」


非常識男「オメェが殴れよオイ!!」


喧嘩腰男「あ?」


非常識男「あ?」


喧嘩腰男「あ!?」


非常識男「あ!?」


喧嘩腰男「あ!!」


非常識男「あ!!」


喧嘩腰男「あぁっ!?」


非常識男「あぁーっ!?」


(二人の周りをニヤニヤしながらウロウロする男が一人)


喧嘩腰男「何見てんだよオイッ!!」


野次馬男「へ? 別に?」(ニヤニヤ)


非常識男「関係ねんだよ!! 謝れよオイ!!」


喧嘩腰男「オメェだろうがよ!! 土下座しろゴラ!!」


非常識男「なんで俺が!!」


喧嘩腰男「お前の足が当たったんだよ!!」


(ドゴッ!バコッ!…取っ組み合う二人は手すりやドアに何度もぶつかる。周囲の乗客は次々と別の車両に逃げていく。)


野次馬男「お? おおっ? わ!あっへへへ…」(ニヤニヤ…ウロウロ…)


非常識男「殴れよ!!殴ってみろよ!!クソがよ!!」


野次馬男「殴れ殴れ!」


喧嘩腰男「お前が殴れよ!!殴れんのかよ!!」


野次馬男「早く殴れ!」


喧嘩腰男「お前うるせぇな!!オイッ!!」


野次馬男「あ…二人がもっとうるさいから…ブフッw」


喧嘩腰男「テメェ殴ろうか!?あぁ!?」


非常識男「もう関係ねぇわ!オイ!頭下げろよオイ!!」


喧嘩腰男「オメェが悪いんだろうが!!」


非常識男「オメェわざとぶつかったんだろオイッ!!」


野次馬男「そうだそうだ♪」


非常識男「失せろよゴラオイ!!」


野次馬男「二人とも社会から抹消されろゥ~」


喧嘩腰男「お前から殴るぞ!?あぁっ!?」


野次馬男「低能野郎!低能野郎!」


喧嘩腰男「ハァッ!!??」


野次馬男「アンタがその人(非常識男)に言ってたんじゃん!前の車両から来る時!」


非常識男「んだ!コラ!オイッ…」


(喧嘩腰男の髪を掴む非常識男)


喧嘩腰男「痛ってぇな!!ゴルァッ!!」


(非常識男の顔を手で押す喧嘩腰男)


野次馬男「おー!おー!おー!いいね!いいねぇー!殴れ!殴れ!早く殴れ!というか蹴れ!蹴れオラァッ!!」


非常識男「ん゛ん゛ぬ゛ぅ゛ーーーーっ…」


喧嘩腰男「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーっ…」


野次馬男「さん、にぃ、いち、はいファイッ!!ファイッ!!飛ばせー!!拳をー!!脚をー!!」


ードゴッ!


野次馬男「ぬおっ!!」


ーバシッ!ボコッ!ガンッ!ペシッ!ガコッ!…


(喧嘩腰男と非常識男に蹴り倒され、胸ぐらを掴まれ、頭を叩かれ、腹を殴られ、背中を蹴られる野次馬男)


野次馬男「痛いっ!あ痛っ!ちょっと…待って待って…なんで僕!?」


非常識男「ムカつくんだよ。」


ーバシッ!


喧嘩腰男「クソがよ。殴れよ!あ?殴れよ!オメェが先によォ!」


野次馬男「………どうやって…?」


ーズドンッ!(突き飛ばされる野次馬男)


非常識男&喧嘩腰男&野次馬男「「「………………」」」


ーキコーン♪キコーン♪(電車のドアが開く)


喧嘩腰男「オラ来いよオラ!」


非常識男「指示すんじゃねぇゴミが!」


(掴み合い、罵り合いながらホームへ降りていく二人)


ーキコーン♪キコーン♪(電車のドアが閉まる)


(誰もいない車内に残された野次馬男)


野次馬男「………あれ…?財布無い…」


 ー終ー

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