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マジきゅん☆ハートビート  作者: 櫻木サヱ


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8/12

奏の秘密と本音

フェスティバルから数日後、学園は普段の賑やかさを取り戻していた。

桜井りょうは今日も控室で練習をしていたが、心のどこかで奏のことを思い出していた。ステージではいつもクールで完璧な奏だが、りょうは何か隠しているような気がしていた。


放課後、奏がそっとりょうを呼び出す。

「りょう、少し時間ある?話したいことがあるんだ」

その言葉に、りょうの胸は少し高鳴る。ドキドキと期待が混ざる瞬間。


二人で静かな屋上に向かう。夕日の光が校舎をオレンジ色に染める中、奏は深呼吸をして言った。

「実は…僕、ステージに立つことにプレッシャーを感じる時があるんだ」


「え…プレッシャー?」

りょうは驚きながらも耳を傾ける。普段は完璧に見える奏が、弱さを見せるなんて――。


奏は少し俯きながら続けた。

「幼い頃から注目される環境にいて、いつも『期待に応えろ』と言われてきた。だから本当の自分を出せずにいたんだ…」


りょうはそっと奏の手を握る。

「奏くん…そんなふうに思っていたなんて…」

自分の手を握られ、奏の瞳が少し潤むのを見た瞬間、りょうの胸はキュンと締め付けられた。


「でも、りょうと一緒に踊るようになって、少し変わったんだ。君が隣にいてくれると、僕も自然に自分を出せる」

奏の言葉に、りょうの心はじんわり温かくなる。努力してきた自分を認めてもらえるような、そんな感覚だった。


「私(僕)…奏くんの気持ち、すごく嬉しいです!私(僕)も、奏くんと一緒にいると安心して、もっと頑張ろうって思えるんです!」

思わず叫ぶように言うりょうに、奏は微笑む。


「ありがとう、りょう。これからも、一緒にステージで輝こう」

その一言に、りょうの胸はドキドキと熱くなる。友情や恋心、努力のすべてが、二人を結びつける力になった瞬間だった。


夕日が沈む頃、二人は肩を並べて校舎を見下ろす。

「これからも、ずっと一緒だね」

「はい!もちろんです!」

手を取り合う二人の間には、言葉以上の信頼と絆が生まれていた。


こうして、男の娘・桜井りょうは、奏の秘密と本音を知り、二人の距離はさらに近づいた。友情も恋心も、ライバルとの関係も、全てが未来への力になる――。

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