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マジきゅん☆ハートビート  作者: 櫻木サヱ


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4/12

放課後の秘密Lesson♡♡

放課後の校舎は、昼間とは違う静けさに包まれていた。

桜井りょうは心臓をバクバクさせながら、奏と約束した秘密のレッスンルームへ向かう。今日の練習は特別、二人きりでの個人指導だ。


「…緊張するなぁ、奏くんと二人きりなんて…」

廊下を歩きながら、りょうは小さく呟く。見た目は可愛らしいけれど、心の中では本気のドキドキが渦巻いていた。


レッスンルームの扉を開けると、奏がすでにスタンバイしていた。

「お、時間通りだね。さっそく始めようか」

その声に、りょうの胸は高鳴る。奏の視線がじっと自分を捉えている。


最初は軽いストレッチから始める。

「りょう、動きが固いな。もっと腕を大きく、身体全体で表現してみて」

奏の手本を真似しようとするが、緊張でぎこちなくなるりょう。


「大丈夫、ゆっくりでいいから」

奏の言葉と優しい笑顔に、りょうは思わず赤面してしまった。

「そ、そうですか…」

普段は明るく振る舞うりょうも、この距離と視線には勝てない。


ダンスの基本ステップから徐々に振り付けへ。奏は手取り足取り教えてくれるが、たまに身体が触れる瞬間もあった。

「…あっ!」

りょうは思わず声を上げ、顔を真っ赤にする。奏も気まずそうに笑い、しかし真剣に続ける。


練習の合間、奏がりょうに問いかけた。

「りょう、どうしてここまで本気になれるんだ?」

「私(僕)…奏くんと同じステージに立ちたいからです…!」

正直に答えるりょうの瞳は、真剣そのものだった。奏は少し微笑み、頷いた。


「分かった。じゃあ、君の全力、受け止めるよ」

その一言に、りょうの胸はきゅんと締め付けられた。見た目は可愛らしいけれど、この心の高鳴りは確かに恋心の始まりだった。


練習が進むにつれて、りょうも次第に身体が軽くなり、リズムに乗れるようになる。

「すごい、りょう…ちゃんとステップを覚えて、表現できてる」

奏の褒め言葉に、思わず笑顔がこぼれる。

「ありがとうございます…!」

胸いっぱいの嬉しさと恥ずかしさが混ざり合い、りょうは心の奥で「もっと近づきたい」と思った。


レッスンが終わる頃には、二人の間に自然な距離感と信頼感が生まれていた。廊下に出ると、外は夕焼けに染まり、校舎全体がオレンジ色に輝いている。


「また明日も、一緒に練習しよう」

奏の声に、りょうは元気よく頷いた。

「はいっ!楽しみです!」


心の奥で芽生えた恋心と、友情やライバル心が交錯する学園生活。

男の娘・桜井りょうのステージへの挑戦は、ますますドキドキの連続になっていく――。


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