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マジきゅん☆ハートビート  作者: 櫻木サヱ


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10/12

ドキドキ学園スタート♡

朝、星蘭学院はお祭りの準備で活気に満ちていた。校門からは楽しそうな笑い声や歓声が聞こえ、りょうの胸も自然と高鳴る。

「今日が…いよいよ本番なんだ…!」

鏡の前でリボンや髪型を整えながら、りょうは深呼吸する。見た目は可愛いけれど、心は緊張とワクワクでいっぱいだ。


控室では奏と神谷蓮、そして橘悠真もすでにスタンバイしていた。

「りょう、準備は万端?」

奏の声に、りょうは小さく頷く。手のひらは少し汗ばんでいるが、目は輝いていた。


神谷蓮もにやりと笑う。

「今日は全力で行くぜ、りょう。負けないからな」

「もちろんです!負けません!」

ライバル心がぶつかり合う瞬間、胸の奥がドキドキして仕方がない。


会場に向かうと、観客席はすでにいっぱい。ステージは華やかに飾られ、ライトが二人を照らす。

「わぁ…すごい人だ…!」

りょうは息を飲む。こんな大舞台、初めての経験だが、心の奥でワクワクが勝っていた。


曲が流れ始め、パフォーマンスがスタート。りょうは奏の隣で踊り、二人の呼吸はぴったりと合う。観客の歓声が体に響き、自然と笑顔がこぼれる。

「これが…私(僕)のステージだ…!」

全力で表現する喜びが、胸いっぱいに広がった。


途中、神谷蓮も派手なステップで観客を魅了する。ライバルとしての競争心が、りょうの背中を押す。

「負けない…私(僕)も、全力で!」

振り付けの一つひとつを丁寧に、心を込めて踊る。見た目の可愛さだけじゃなく、努力の成果を観客に届ける瞬間だ。


曲のクライマックス、奏がそっと手を握る。

「りょう、君ならできる」

その一言で、りょうの心は再び熱くなる。友情も恋心も、ライバルとの競争心も、すべてが力になった瞬間だった。


フィナーレのポーズを決めた瞬間、会場は歓声と拍手で包まれた。息を切らしながらも、りょうの顔は達成感で輝く。奏も満足そうに微笑み、手を握り返してくれる。


「やった…私(僕)…できた…!」

心の中で叫びながら、りょうは初めて本当にステージで輝けた実感を味わった。友情、恋心、ライバル心――すべてが混ざり合い、自分をさらに強くしてくれる。


控室に戻ると、神谷蓮も少し照れくさそうに笑い、悠真も満面の笑みで迎えてくれた。

「りょう、お疲れさま!最高のパフォーマンスだったよ!」

「ありがとう…!」

温かい言葉が胸に沁みる。


こうして、男の娘・桜井りょうの初めての学園祭は、友情も恋心もライバルとの関係もすべてが輝いた、ドキドキの一日となった。

明日からも、りょうの学園生活はワクワクときゅんがいっぱいの日々が続く――。


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