ドキドキ学園スタート♡
朝、星蘭学院はお祭りの準備で活気に満ちていた。校門からは楽しそうな笑い声や歓声が聞こえ、りょうの胸も自然と高鳴る。
「今日が…いよいよ本番なんだ…!」
鏡の前でリボンや髪型を整えながら、りょうは深呼吸する。見た目は可愛いけれど、心は緊張とワクワクでいっぱいだ。
控室では奏と神谷蓮、そして橘悠真もすでにスタンバイしていた。
「りょう、準備は万端?」
奏の声に、りょうは小さく頷く。手のひらは少し汗ばんでいるが、目は輝いていた。
神谷蓮もにやりと笑う。
「今日は全力で行くぜ、りょう。負けないからな」
「もちろんです!負けません!」
ライバル心がぶつかり合う瞬間、胸の奥がドキドキして仕方がない。
会場に向かうと、観客席はすでにいっぱい。ステージは華やかに飾られ、ライトが二人を照らす。
「わぁ…すごい人だ…!」
りょうは息を飲む。こんな大舞台、初めての経験だが、心の奥でワクワクが勝っていた。
曲が流れ始め、パフォーマンスがスタート。りょうは奏の隣で踊り、二人の呼吸はぴったりと合う。観客の歓声が体に響き、自然と笑顔がこぼれる。
「これが…私(僕)のステージだ…!」
全力で表現する喜びが、胸いっぱいに広がった。
途中、神谷蓮も派手なステップで観客を魅了する。ライバルとしての競争心が、りょうの背中を押す。
「負けない…私(僕)も、全力で!」
振り付けの一つひとつを丁寧に、心を込めて踊る。見た目の可愛さだけじゃなく、努力の成果を観客に届ける瞬間だ。
曲のクライマックス、奏がそっと手を握る。
「りょう、君ならできる」
その一言で、りょうの心は再び熱くなる。友情も恋心も、ライバルとの競争心も、すべてが力になった瞬間だった。
フィナーレのポーズを決めた瞬間、会場は歓声と拍手で包まれた。息を切らしながらも、りょうの顔は達成感で輝く。奏も満足そうに微笑み、手を握り返してくれる。
「やった…私(僕)…できた…!」
心の中で叫びながら、りょうは初めて本当にステージで輝けた実感を味わった。友情、恋心、ライバル心――すべてが混ざり合い、自分をさらに強くしてくれる。
控室に戻ると、神谷蓮も少し照れくさそうに笑い、悠真も満面の笑みで迎えてくれた。
「りょう、お疲れさま!最高のパフォーマンスだったよ!」
「ありがとう…!」
温かい言葉が胸に沁みる。
こうして、男の娘・桜井りょうの初めての学園祭は、友情も恋心もライバルとの関係もすべてが輝いた、ドキドキの一日となった。
明日からも、りょうの学園生活はワクワクときゅんがいっぱいの日々が続く――。




