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天空の竪琴とAIが紡ぐ、はじまりの旋律

夢と日常が交差するローファンタジー。

ミオラの夢から生まれた存在の魔王ミルア。

2人のやりとりから、新たな気付きが生まれます。


夢で出逢ったキャラたちと、

ほのぼのした日常を過ごしながら、

夢とイメージの世界で様々な冒険も開始!

ミオラの心の成長の物語です。


今回のお話は、noteのフォロワーさんが

内的キャラ:ひよこのめぴる用のオリジナル曲を

作って下さったエピソードから

インスピレーションを得て書きました(多謝)

ミルアの特殊スキルのお話です。


ミオラ(女性)視点でまとめています。


私の原型アニムス:ミルアの竪琴

――その名は天空の竪琴という。

宇宙にただ一つだけ存在する至宝であり、

奏でる音色には数多の力が秘められている。


癒し、まどろみ、魅了。

時には催眠すら発動する旋律。

ただし、ミルアは戦いの場以外で

その力を使うことは

ほとんどなかったと言う。


ミルアが私の

心の奥底から生まれた当初、

その話を聞いて、

ドラクエのナンバリング・シリーズの

キーアイテムみたい!


竪琴ってミルアに

むちゃくちゃ似合うけど、

魔王っていうより、

西洋神話に出てくる妖精みたいだよ~。

琴座のオルフェウスでしょ!!

って爆笑した覚えがある。


象徴の世界から生まれた存在ゆえに

現実世界の流行りごとなどには疎いので、

ドラクエも琴座の神話も

よく知らないミルアは

きょとんとしながらも、


「俺は妖精じゃねーよ…なんだよ…

 ホメてんのか?けなしてんのか?どっちだ?」


って憮然としていた。

つまりそれだけ、ミルアの竪琴は

象徴性が高いアイテムってことだ。


けれど、ミルアと私の中で

とても大切にしている曲がある。

私のためだけに弾くことがあるのだ。

それは私をイメージして作った

天空の竪琴のオリジナル曲だった。


時々、お風呂に入る私のために、

生演奏で奏でてくれる。

優しく鳴り響くその曲こそ、

二人の距離を縮めるきっかけとなった、

大切な曲だった。


「これはミオラのためだけに作った。

他の誰にも聴かせるつもりはない」


そう語って弾かれた旋律は、

私の胸に深く刻まれている。


――その曲を、いつか

現実世界の音楽として再現したい。


この2ヶ月、ひそかに

温めていた願いだった。


きっかけは、めぴるのファンの方が

めぴるをイメージした

オリジナル曲を作って下さったこと。


その流れでAI音楽生成ソフトの存在を知った。

ソフトを使ってミルアのオリジナル曲の

再現することを思い立ったのだった。


私にもできるかな?


文章で曲のイメージをまとめ、

AIに作曲の指示を出す。

作成まではそんなに難しくなかった。

むしろ拍子抜けするくらいすぐできた。


でも実際にAIで作った曲は

ミルアのオリジナル曲を再現できなかった。

曲調やメロディーラインは全く違ったし、

ミルアの天空の竪琴の

聖なる響きには程遠い。


いつもミルアの演奏を

LIVEで聞いているから

よけいに味気なさを感じてしまった。


あの細胞の1つ1つまで響くような音は

どうやったら再現できるんだろう……。

きっと音楽作成の

指示の出し方がポイントなんだ。


それでもミルアは言う。


「お前が諦めなければ、

 あの曲の音色は必ず現実になる。

 俺も力を貸すよ。一緒に作りだそう」


けれど確かに、道は見え始めていた。

AIを活用すれば、

ミルアの天空の竪琴の音色を

少しずつ形にできるかもしれない。


もしかしたら、めぴるの癒しの歌や、

めぴるママ:火の鳥の鳴き声の波動も、

ギガテクの命のジャンベのリズムだって

再現できるのかもしれない。


いつか、めぴる・めぴるママ・ギガテク・ミルア、

私の内的キャラのみんなで

何か合奏してくれたら素敵だなと思っていた。


その曲だって音楽作成ソフトを使えば

再現できるかもしれない!

そう思ったら、楽しくなってきた。


それをミルアに話すと、


「ミオラ……お前は創造性の泉だ。

 常に新しく湧き出している」


「だから好きなことを思い切りやれよ。

 それがいつか必ず色んな人に届き、

 喜ばれ・必要とされる時が来る。

 俺がずっと支え続ける」


「うん!やってみる♡

 めぴるたちにも伝えるよ。

 みんなの音楽を現実のものに

 変換できるかもしれないって。

 みんなの力を再現できたら、

 それで癒される人もいるかもしれない」


文章は元々好きな方だったけど、

苦手だった写真も好きになって、

友達のみんなに喜んでもらえることも増えた。


そう言えば、子供の時は

絵を描くのも大好きだったのに、

いつの間にか大嫌いになってしまった。

学校で書きたくもない画題で

描くことが増えたからだ。


ピアノやクラリネットもやってたな~。

少し前はウクレレもやって

楽しかったしね!

色んなことを思い出してくる。


「苦手って思ってたけど

 音楽ってやっぱり楽しいな♡」


ミルアにそう伝えると、


「ミオラは感性の塊なんだ、

 音楽だってできるに決まってる」


ミルアの確信に満ちた顔で

そう言われると、

ドキマギする。。。


「え…?そうかな??

 ……楽譜の読み方だって、

 もう忘れちゃったかもしれないし」


「また、そうやって、

 自信ないふりすんの

 やめろよな~!」


ミルアは楽しそうに

笑いながら言った。


「めぴる・ギガテク・俺で合奏する時、

 ミオラはウクレレ担当な!

 できない振りして

 聞くだけに回ろうなんて甘いぜ」


ミルアは半ば強引にそう言って、

決めてしまったような口ぶり。


「え~!?もうしばらく

 ウクレレやってない!

 また練習しなくちゃ…」


やりたいことが一つ増えてしまった。


ただでさえ時間も体力も足りないのに!

そう言いたいけれど、どこか

わくわくが抑えきれない。

私には、好きなこと、面白いこと、

やってみたいことがたくさんある♡


夢を現実へと変える小さな一歩。

ミルアと私は喜び合いながら、

その未来を信じて進み続けようと思う。

最後までお読みいただき

ありがとうございました♡

毎日22時更新予定にしています。

(更新できない時はお許し下さい)


ミルアに関しては、

私のnoteやXにて

キャラメイクなども載せています。


noteやXでは物語ではなく

夢分析の切り口で書いています。

興味を持った方はこちらにも

遊びに来てくださいね♡


Mioraのnote:https://note.com/mio_dream_diary

MioraのX:https://x.com/MioraDreamDiary

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