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意味が分かると怖い話

作者: はすみ

「ねぇねぇ、最近流行ってる意味が分かると怖い話って知ってる?」っと唐突に隼太に聞かれた。隼太とは長い付き合いだ。中学、高校、大学とずっと同じだ。「意味が分かると怖い話ってなんだよ。ただの怖い話じゃないのか?」とスマホを見ながら僕は答えた。隼太はいい加減スマホやめろよという表情でこちらを見ている。それを何気に感じ取った僕はスマホをやめた。隼太は続けて、「さっき言った意味が分かると怖い話なんだけど本屋で意味怖というタイトルで売ってるらしいから、この後時間があるなら買いに行こうぜ」と言った。僕は、行こうかっと迷わずに答えた。本屋までは近い距離だったこともあり、歩いて5分ほどで着いた。目当ての意味怖はすぐに見つかり、ちょっと高かったので二人で割り勘して買うことにした。それから寮に帰り、一緒に見ることにした。

※以下、意味怖の内容である。

「交差点」

ある交差点には花が置いてある。よく交通事故が多発するからだろう。毎日通行しているのである規則性に気づいた。それは、花を置いた後に必ず交通事故が起こることでした。そこで語り手はその事を確信させるため、ある休日を利用して自分もその交差点に花を置くことにした。その花を置くのを最後に語り手は二度とその交差点に現れることはなかった。


「人類宇宙移住計画」

2090年時点で、世界人口の数は50億を超えていた。それを受けて世界政府はある打策を思いついた。それは、人類宇宙移住計画だった。計画はどんどん進み、いよいよ人類宇宙移住計画が実現する日がやって来た。宇宙船は約半分の25億人が乗れる大きさだった。宇宙船と言ってもただの宇宙船ではなく、地球がそのまま再現されたような宇宙船だった。宇宙船には、有名な科学者、医学博士など人類に貢献できる人が選ばれた。宇宙船が飛び立つ時が迫ってきた。家族との別れを惜しむ者、大号泣している者、家で打ち上げの時を待つ者・・・様々な者が見守る中宇宙船は飛び立った。その後、世界政府はこうするしか手はなかったと発表した。


意味怖を読み終わった時には22時を回っていた。僕と隼太は部屋に戻りその日は就寝した。翌日、隼太と僕は意味を考えゾッと身震いをした。


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