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戦闘中「ライバル出現デス?」

久々に更新。

今回も割と危険

おお、続かなかった。

皆覚えてる? 吉良だよーってキャラ違うな。


さて、俺は今「ふぇいたりてぃ」の前に来ている。

正確にはふぇいたりてぃの前に出来たメイド喫茶に来ている。

本日新規開店らしいが、正面に作るとは喧嘩を売っているとしか思えない。


店長は気にしてないが、敵情視察くらいはするべきだろう。

っという訳でいざ敵陣へ!


――メイド喫茶「ヘル&ヘブン」


うん、ヘル要らないよね。

この街のネーミングセンスってどうなってるのか小一時間尋ねてみたい。

まあいいや、入ろう。



カランコロン



「いらっしゃいませー(CV大塚〇夫)」


「失礼しました」

パタンと扉を閉める俺。

今見てはいけないモノが居た気がする……。

もう一回……。



カランコロン



「いらっしゃいませー」


「ごめんなさい」

もう一度扉を閉めようとして……


「お待ちなさい、冷やかしデスの? 冷やかしなんデスの?」

駄目でした。

っていうかなんで渋い声なの? なんでお嬢様口調なの?

なんで厳ついおっさんがメイドの恰好をしているの?

どこに需要があるのコレ!


「兎に角一度お入りなさいな」


「はい……」

店内はファンシー。

クマのぬいぐるみや可愛いもので溢れている。

店員がオッサンじゃなかったらスゴイいい雰囲気だったと思う。

店員がオッサンじゃなかったら!!


「で……その反応を見る限りでは幻術が効いていないようデスわね?」

幻術?


「一体どういう事なんデスの……あ、いらっしゃいませー」

お、別のお客さんが来たみたいだ。


「うわ、すっげー可愛い子が店員なんだ!」


「マジ? マジだよ! ねえキミ、彼氏いるの?」


「居ないデスわ(にっこり)。お客様ご注文は何になさいますの?」


「ぐはぁ! 俺絶対通う! ここ週8で通う!!」


「一回多いじゃん! 俺は週10通う!」

……一体全体どうなってるの?

この人どう見てもオッサンじゃん……。


「ねえキミ、名前教えてよ。俺タケシ」


「抜け駆けすんな! 俺イツキ」


「ワタクシの名前は柱野羽夢(はしらのわm)「待てい!」」

その読みは色々ヤバイ!


「あ? なんだよ兄さん、邪魔するなよ!」


「名前を言うのは許そう。だが、そのルビだけはふらせん、ふらせんぞ!」

見た目と声と合わせたら本気でヤバイ!

どう控えめに見ても「なんちゃらの流儀」とか使いそうなんだよこのオッサン!


「何デスの?」


「ルビを振らないでいただきたい」


「……何のことかは存じませんが、わかりましたわ」

これでまずは一安心だ。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆



なんだかんだで足止めされて休憩時間まで居させられたよ俺!


「あのーそろそろ帰りたいんですがねぇ」


「あら、ワタクシは貴方に用事がありますのよ」


「じゃあその用事を済ませてもらえますか?」


「ええ、単刀直入に聞きますわ。貴方……ワタクシの姿がどう見えてますの?」


「いかついオッサン」


「失礼な! これでもワタクシ、立派なレディなんデスのよ!」

あ、そうなんデスね。


「はあ……いいデスわ、幻術が効いていないようデスので貴方には真名を名乗りましょう。ワタクシは由緒正しき吸血鬼「柱野一族」の末裔、柱野・カーミラ・羽夢デスわ」

ギリギリどころか多分どアウト!

カーミラに謝れ!

柱のいち……げふんげふん、とかマジでヤバいから。

許可取ってないから!


「で、柱野さんは「羽夢と呼んでくださいまし」」


「……はしらn「羽夢」」


「……」


「……」


「……羽夢さんは何をしに来たの?」


「あら? 吸血鬼がすることなんて一つデスのよ」

デスよねー。


「という事は商売にかこつけてコッソリ死なない程度に精気を頂く的なアレでございますかねぇ」


イグザクトリー(そのとおり)でございますのよ」

コイツ下手したらフランより性質が悪いかも……。


「あ、邪魔する気は無いんでお仕事と食料調達頑張ってくださいサヨウナラ」


「お待ちになって、今ワタクシは食事休憩なんデスの」


「そうですね、ですから俺はこれで……」


「お弁当に居なくなられたら食事はとれませんわ」

ああ、やっぱりそういう系?

俺タゲられてる?

何で人外の食料にされそうになってるの俺。


「大丈夫デスわ、ちょっと首筋に「ズギュン!(規制)」して「ピチュン!(規制)」するだけデスから」


「それ大丈夫って言わないから! 「ズギュン!(規制)」だけならまだしも「ピチュン!(規制)」されたら俺死んじゃうから!」


「それでは頂きますデスわ」

話をきけぇぇぇ!!


「そこまでデスぅ!!」


「はっ!? この声は!」

マジか!? 助けに来てくれたのか!


「吉良は私のご飯デス! オメーには一齧りだって渡さねーデスよ!」

デスヨネー。


「鹿羽フラン!」


「羽夢、久しぶりデスぅ」

なに、コイツ等面識あるの!?


「フラン、ここであったが248年目デスわ!」

具体的だなオイ!


「今日こそ決着つけてやるデスぅ! こおおおおぉぉぉ!!」


「こ、この呼吸法は……フラン、まさか貴方!」


「くくく、そのまさかデスぅ。センドーパワァはアンデッドに特効でギャアアアアアア!」

うん、フランお前もアンデッドだよね。


「馬鹿め、チャンスですわ! 風の流g「そう来ると思ったよ!!」」

いわせねえよ!


「ふぎゃああああ!」


「あ、フラン!!」

しまった、最後まで言わせないようにという事ばかりに気を取られてフランが真っ二つに!!

あれ? いつも通りか?


「く……吉良……我が究極の……「いや、それ駄目だから」」


「我が究極の「だからダメだって」」


「我が究極の奥義「駄目って言ってるでしょうが!」吉良に授けるデスぅ……」

無理やり言い切ったコイツ!


「究極奥義! 深仙脈ギャアアアアアア」

いや、わかっていたけどさ!

ってか羽夢さんも流石に呆れてるよ! ギャグに身体張り過ぎだよ!


「あのー……羽夢さん」


「ハイ」


フラン(馬鹿)連れて帰っていいですか?」


「え? ええ」


「昔からこんな感じだったんですか?」


「……まあ、そうデスわね……ちょっとお馬鹿加減がパワーアップしてらっしゃいましたけど」

あ、そうなんだ。


「でも、フランのお手付きなら仕方ないデスわね。あきらめて別の方を探すといたしますわ」

お、意外に物わかりのいい人(?)なんだな羽夢さんって。


「そうしてくれると俺も助かりますよ。正直フラン(こいつ)のお守りで精一杯でしたから」


「残念デスわ、ノリが良くて鋭い貴重なツッコミ役だと思いましたのに」

そっちかよ!


「は、はは……」


「まあ、これからはご近所デスので気軽に宜しくお願いしますわ」


「あ、わかりました」

なんかまた変な住人が増えたな……この街大丈夫か?

くどくならないように気を付けてるんですがねえ。

色々と危ないネタが満載な気がす……おや? 誰かきたようだ。

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