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魔神様の世界旅行  作者: 嗣子猫
1/4

誕生

かつて10年の長きに渡り行われてきた

魔族と人類の戦いは魔王と勇者の壮絶な戦いの末、勇者の勝利により、

人類の勝利で幕を閉じた。

だが、魔王が勇者により倒されたことで、

世界は平和になっていた。

だが、地下深くに眠っていた恐怖の存在

が目を覚ましていた。


「うーん、良く寝た~」


あれ、ここどこだ…。


土の壁に囲まれた部屋のような空間だけど

俺の記憶の中にこんな場所の記憶は無い。

あれ、ここの記憶どころかまったく記憶が無い。


「訳のわからない場所に閉じ込められた上に記憶喪失か…」


体の調子も良くない。

風邪でもひいたのか体がふわふわ浮いてる気がする。


とりあえず、今の状況を整理してみるか。

まずこの土に囲まれたこの空間に出口のようなものは無い。

この空間にあるものはさっきまで俺の寝ていた大きな四角形の石と木で出来た机とその上に置かれた本…

そう、目覚めたときから気づいていたのだ。

『さぁ、読め』と言わんばかりに机のど真ん中に置かれた見事な装飾のされた本の存在に。

そのいかにもな見た目の本を読みたくなくて少し本のこと触れずに居たわけだが、

どうやらこの本を読むしかないようだ。


「この本に何が書かれているのか…。」


本を開くと、文字が宙に現れた。

文字は記憶が無いのだから当たり前だが

見たことの無い文字だった。


「文字を読めないじゃあ本があっても意味が無いな・・・。」


この本を置いたのが誰か知らないがどうせ置くなら俺の分かる文字にしてほしかったよ…。


「条件を満たしました。スキル『文字解読』を取得しました。」


なっ!?なんだ今の声…、ここにまだ誰か居たのか?

俺は空間の中をもう一度見回して見たが

人影が無いことを改めて確認しただけだった。


「隠れられそうな場所も無いよな…。

さっきの声はなんだったんだ?そういえば、あの声何か気になること言ってたな。

スキルが取したとかなんとか…」


『文字解読』っていうスキルを取得したって言ってたな。つまり今ならあの本を読めるのか?

改めて本を開くとやっぱり文字は読めなかったが書いてある内容が頭の中に入ってきた。



頭に入ってきた内容によるとどうやら俺は『魔神』らしい…って、はぁぁ!?

誤字、脱字がありましたら報告してもらえると嬉しいです。

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