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第1話 神様の気まぐれ

202×年5月2日 日本 東京




「ふぁ~。良い天気だなぁ~」


俺はあくびをして空を見た。よく晴れた日に出かけるの最高だな。しかも一週間の休暇も有るから尚更だ。俺は晴天の下の秋葉原に来ていた。今日は休暇を利用して秋葉原に買い物に来たのだ。


「一度も有給を使わないでいたから~。まさか陸上統幕長直々に休んでよしって言われるとはな…」


俺の名は伊藤優。所属は陸上自衛隊、それもトップシークレットの特殊作戦群の隊員でもある。先月階級が2等陸尉になったばかりの若き防人だ。


「たまにはこう言う息抜きも必要だし、一週間は遊びつくすくか!」


俺は期待に胸を膨らませ、秋葉原の歩行者天国を歩いていく。今日は週の初めの月曜日だが歩行者天国には人が多くいた。俺はすれ違う歩行者を避けて行く。その時、俺は前方の信号が緑から赤に点滅し始めたので足を止めて変わるのを待った。他の歩行者も立ち止まるなか一人の子供がボールを道路に落としてしまった。母親が目を離している間に子供がボールを取りに行ったのだ。すると前から猛スピードでトラックが走って来た。


「危ない!」


俺は咄嗟に体が反応して、道路に飛び出した。トラックのけたたましいクラクションが鳴り響く中、俺は子供を反対側に突き飛ばした。その時俺は強い衝撃の後に体か舞った。





東京都内 某大学病院


「患者は成人男性25歳。全身打撲と内臓破裂に複数箇所の重度の骨折です!」


「急げ!緊急オペだ!」


…なんだこれ?


「酷い出血だ、輸血を増やせ!」


ここは…病院?


そうか…俺…あの子供を庇って…吹き飛ばされたんだ。


…あの子供は大丈夫だったろうか?


「先生!心拍数が停止しました!」


「不味い!電気マッサージだ急げ!」


俺はどうやら死ぬようだ。やだなまだやりたいことがあったのに。死にたくないのに何だか眠い。とにかく眠い。もう寝よう…これは夢かもしれない。も…うだ…め…だ。


《まだ死ぬのは早い》


その時心肺停止のアラームに混じり誰かの声が聞こえたような気がした。そして俺はこの世を去った。













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