表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/60

帰ろうと思ったら!

…どうしようか。


今、全員でチビゴブリンの死体を集めてみたが、かなりの量になってしまった…

100体超えてんじゃね?これ。


「えー…とじゃあ誰か1人戻ってギルドの人を呼んでくるしかないよね…」


千香が高く積み上げられたチビゴブリンの山を見上げながら言った。


「じゃあ悠人ヨロシクな」


「え!?普通修也だろ!1番修也が殺したじゃん!」


「別にいーじゃねーか」


「ん?うん、別にいいけどさ」


なにより、後ろで構えてる奴が一匹いるからな…。ここでオレが行ったらみんなが危ない。っていいのかよ!


「じゃ、そこの奴頼むぞ修也ー」


なんだよ、気づいてたのかよ!

千香は、なになに‼︎?と慌てているところから気づいてなさそうだけど。

冷は、気づいてるのだと思う。ここにいないし、多分どこかからスナイパーでねらってんだろ。


「はぁー…じゃあそろそろ出てこいよ親分ゴブリン、弱虫か?弱虫なら仕方ねーけど」


もうなんかダルいな…

あ、そういえばゴブリンって言葉通じないんだったっけ。


ん? 親分ゴブリンの様子が変だな。 あーわかった!あいつ斧でオレを狙ってるんだー そーいうことねー…


「って危ねえなオイッ!!」


気づいてなかったら即死だったぞ!


「修也!?どうしたの急に‼︎?」


「多分あと一秒くらいで投げてくるから絶対かわせよ、当たったら多分即死だから。」


よくわかってなさそうだがこれ以上説明する時間がない、もう振りかぶってるし。

だが次の瞬間、親分ゴブリンが斧を投げようとしている手に穴が空いた。

続けて隣にいるチビゴブリンの頭も、

一本の線のように何かが貫いたのだ。


「冷か!」


冷がスナイパーで親分ゴブリンの腕とチビゴブリンの頭を撃ち抜いたらしい。

クソー…オレの獲物なのによー。


親分ゴブリンは手に持っていた斧を落とし腕を抑えている。でも今の一発で冷の場所はわかったみたいだ。

次撃ったところで当たんねーな、よし!じゃあオレがトドメをさすか!


チビゴブリンはさっきの一体で最後みたいだし、親分ゴブリン以外に警戒する必要はなさそうだ。


「お前が出てこねーから、こっちから来てやったぜ!」


親分ゴブリンの目の前まで走り、

頭に向かって2、3発銃を撃った。

だが、親分ゴブリンはそれを見切り頭を左にヒネって躱す。…さすが化け物だな。


まあ、想定内だけどな!


オレは親分ゴブリンの避けた方向に一緒に動き、そのまま左にかわしている顔に右から強烈な蹴りをお見舞いしてやった。


親分ゴブリンの頭は逆方向に吹っ飛ぶ、

すかさずオレは銃でトドメをさしてやった。


親分ゴブリンはドサァっと勢いよく地面に倒れる。


…1日でゴブリンの群れを1つ壊滅させてしまった。

ま、仕方ねーな!今から言ったところでしょうがないし!って悠人だったら言いそう。

オレも言うけどな!


この後悠人がギルドの人と一緒に馬車に乗ってやって来た。

ギルドの人は度肝を抜かれていて、オレ達のランクはEランクからCランクまで一気にあがった。


それにしてもここ、車がないから相当不便だよなー。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ