ギルド!
あー…ものすごく怒られた。
長いんだよったく、怒られるのに慣れてしまってるせいか、あの時間は暇で暇で、本当に暇なんだよ。
オレは自分の白い髪をクシャクシャと掻く。
ん?なんだあれ。 すごくデカイ建物、周りには武装をした人達が集まっている。
あれはギルドとかそういうやつだろーな、面白そうだしオレも入ろっかな。
「どうしたー?なにかあったか?」
「オレちょっとあの建物の中入ってくる」
千香がちょっとまってと言う前に走ってギルドの建物まで走った。
そして10分ほどしてギルドから出る。
「ほら、オレ ギルドはいったから、悠人と千香も入れよ」
「な、なんて自分勝手な…」
千香が何か言っているが気にしない気にしない、2人を強引にギルドまで入れて無理やり手続きまで済ませた。
ギルドに入らないと他に金を貯める方法がねーからな。少なくともオレは。
あとオレこう見えて一人がすっごく苦手なんだよ、だって寂しいじゃん。
こうして、3人共ギルドに入ることに成功した。
「じゃさっそく依頼受けよーぜー」
「ねえねえ、冷の事忘れてない?」
あ、冷…。
千香が無駄にデカイ目でジッと見てくる。
「うっせーな、忘れてるわけねーだろ、今から探すつもりだったんだって」
「修也、嘘はよくないよ」
悠人、お前はオレの母ちゃんか
「ひどいですねー修也、私の事忘れてたなんて」
えっとー…この声はー冷さん?ですか?
ちょっとまって、状況を整理しますから…
「大丈夫ですよーそんなに考え込まなくても、忘れてたってところはちゃーんと聞いてましたから♪」
うわー…殺気ー…オレここで死んじゃうのかなー…
この後おれは口の中にわさびと唐辛子、最後にハバネロを大量に詰め込まれ、この世のものとは思えないほどの激痛に苦しんだ…
「ひゃあほろほろ、ひはいをうへほーへ(じゃあそろそろ依頼を受けよーぜ)」
「わかった、わかったからこれ以上喋らないほうがいいと思う…」
千香がオレを心配そうにしながら依頼を受けにいった。
今オレの顔はとてつもないほどに腫れ上がっている。口はタラコいや、真っ赤な明太子状態だ。
「それにしても修也を見たとき最初はわかりませんでしたよ、髪の色が真っ白ですし」
「あっそういえば!全然気づかなかった」
…おい、さすがに気づけよ。真っ黒から真っ白になってるってのに。それに今の方が絶対気づかないだろ!
お!千香が帰ってきた、依頼はー…ふむふむ小型の魔物の狩りか、てゆーかここ魔物とかそういう奴いるんだ。
「ほーいやひんなほのふひふはうんは?(そういやみんなどの武器使うんだ?)」
「私は、そこに売ってあるハンドガンかなー」
「はんほはんはおへほせんほんふさひはぞ!(ハンドガンはオレの専門武器だぞ!」
「なんて言ってるかわかりませ〜ん」
くそー…ハバネロさえなかったら、ハバネロさえなかったらちゃんと言えたのによー!
そして悠人はコンバットナイフ、その他にグレネードや、C4などを所持していた。
悠人は戦争系のゲームが好きだったからか?空手やってたから素手かと思ったのに。
ん?あー予備か、そういうことか。
冷は、スナイパーライフル、エアガンでは使うのがかなりうまかった。
多分これもすぐにうまくなるだろーな。
…なんかみんな、銃ばっかりになってるけど仕方ねーか。
初の依頼絶対成功するぞー!