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護衛!

そして一週間後、オレは退院して自分の家にいる。

いや、正確には いた、だな。


今オレたちは依頼主のところまで移動している途中で、商店街のところをブラブラしている。


「おー、今日はみんなそろって珍しいじゃねーか!悪ガキの骨折が治ったからか!?」


「うっせーな!別にオレの骨折は関係ねーよ!依頼だよ依頼!!あと悪ガキ言うな!」


オレは漁師のおっさんにそう言って近くに置いてあったアイスを盗んで食べる。


「修也ー、オレたちの前で盗みはやめてくれないか…共犯になるし」


と悠人が言ってきた。

うっせーなー、腕が勝手に動くから仕方ねーだろ。

オレはアイスを舐めながら悠人にデコピンした。


すると、悠人は特に反応せずにその場にうずくまった。あっ強くやりすぎた、ゴメン悠人。


オレは食べかけのアイスを悠人に渡す、悠人には別に盗んだ奴でもあげていーだろ。

というより、昔からあげてたし、悠人には。


悠人はいらないとアイスをオレの方に戻して立ち上がった。

ちっ、でもそういやオレが盗んだ奴を悠人が受け取ったことはなかったな。


悠人は額をさすりながら歩き出した。

あ、…これ、悠人絶対怒ってる。


「悠人、ゴメン」


「………」


無視された!

もしかしてこれはあれか?あの反省するまで一切話さねーよって奴か!?


「ん、どうした修也?」


あ、返事してくれた。

いやまてよ…この反応からしてさっきの謝ったのはスルーされたってことだよな。ってことは、まだ許さねーよって意味じゃねーのか!?


「考えすぎだバカ」


千香がオレの頭をパシーンと叩いた。


「確かに修也がデコピンしたのが悪いけどさ、悠人はそこまで器が狭い人じゃないから修也と違って」


えーと千香?最後のは聞き間違いか何かかな?


と、まあ別にいーか。いやよくねーけど今はもういーや。

なんでって?もう依頼主の家の前まで着いたからだよ。


まあ、商店街をちょっと歩いたら着くぐらいのすごく近い距離だったしな。


「でもあれだよなー、アーロンさん以外に貴族がいるとは思わなかったなー」


悠人がそう言いながら外の門まで歩いて行った。


「アーロンさんみたいに優しい人かどうかはまだわからないですよ?」


冷が不安そうに悠人の後をついて行く。


「うっせーなー、気に入らなかったらぶっ飛ばせばーだろ」


「修也、これ護衛の依頼だから、依頼主をぶっ飛ばしたら意味ないから、依頼ぶち壊しだから」


オレがそう言うと千香に即答された。

オレは気に入らねー奴の護衛はゴメンだぜ…


あ、そういや弘毅はどこだ?

あたりを見渡すと弘毅はオレのすぐ真下にいた。…小さすぎてわかんなかった。


優里香は冷達と一緒にすでに貴族の館の中まで入っている。

館の中で3人共こっちこっちと手を振っていた。そんなことされなくてもちゃんと行くから大丈夫だっての。


オレは千香と弘毅を連れて館の中へ入っていった。

あんまり調子に乗った貴族だったらオレは依頼を受けねーぞ!!護衛なんかしたくねーし!




















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