オレ生きてました!
ってー…頭がなぜか痛い。そういや、オレトラックにひかれたんだっけ、じゃあここは病院?窓があったので急いで開いてみる。
「どこだ!?ここっ‼︎!」
外を見てみるとオレの全然知らない景色。
外国にでも飛ばされたか?そんなわけないか。なんかイギリスとかイタリアとかそんな風にも見えたけど、何か違う気がする。
わけがわからないままベッドに戻ってみると、キラリと光っている物が置いてあった、…これは、オレのガスガンじゃね?
「よかったぁーオレのM92F!」
だが持ってみてすぐにわかった、これはガスガンではないと、だってこの銃重いし…
M92Fのガスガンは740gぐらいで、本物の銃だと975gほどある。
「これ、本物じゃねーか…」
うーん…マガジンを取り出してみてもやっぱり本物だし、そりゃあ、オレのガスガンがこんなところにあるわけないけど、本物の銃があるのもおかしくないか?
でもまあいいや、こんなとこに置いてあるのが悪いんだー
貰っとこ貰っとこ。
なに?盗んじゃいけないって?オレのベッドのところに置いてあったんだ、プレゼントだろプレゼント。
そういや、他の3人は?千香や悠人、冷はどこに行ったんだ?
とりあえずドアを開けて廊下にでる。
「豪華なつくりだなーここ、貴族でもすんでんじゃねーのか?」
まるでお城の中だ、なんでこんなところで寝てたのだろうか、さっぱりわからん。
オレの隣の部屋のドアが開く、なんとなくみつかったらやばそうなので、廊下の分かれ道になっているところの壁に隠れた。
「あっ千香」
部屋の中から千香がでてきた、千香もここで寝てたのか。
「え?修也…って、ん?誰?」
「は?修也であってるけど、なに言ってんだお前」
千香はなぜか疑問に思ったような顔でじっとみてくる、なんだ?顔になにかついてるのか?
「修也の髪って黒だったよね。」
「黒だけど、それがどうしたんだよ」
「いや、髪の毛真っ白だけど」
「は?誰の髪が?」
「修也の髪」
え?どういうこと?髪の毛が白?急いで鏡を探す。 すると千香が鏡を貸してくれたので、急いで自分の顔を見た。
「なんだぁ!?この髪!オレ染めた覚えないのに!」
千香が言った通りオレの髪は先まで真っ白、
なんか色が透き通っていて透明感のある感じになっていた。
「白髪みたいじゃねーかこれ…最悪…」
いや、綺麗だと思うよ?、と千香が気を遣ってくれたけど、かなりショックだった…
あーもういーよ!白い髪の毛で!
この後2人で冷と悠人を探したが、ここにはいないようだった。 あと、ここの主人が倒れていた俺たちを助けてくれたらしい。
悠人達もどこかで助けてもらってたらいいんだけど…
オレと千香はここの主人にお礼を言って街にでた。悠人と冷、近くにいたらいいんだけどなー…