依頼!?
オレは今冷と一緒にアーロンさんの家にいる。
なんでって、ジャイアントドラゴンの討伐の報酬をもらうためにだよ!
ジャイアントドラゴンとは、この前戦った凄くデカイドラゴンの事だ。
「はい、修也君 これ今回の報酬」
アーロンさんからデザートイーグルが手渡された。
流石アーロンさん!期待通り!
デザートイーグルはアメリカ、イスラエルで製造されているハンドガンである。
やっぱり、クロームステンレスがいいよなー、キラキラ輝いていて、このメタル感がたまんねえー。
「で、これが冷ちゃんの分だね」
冷はまたマンガ本かー?
…ってなんだあの山は。
「はい!プリン1年分!」
「うわぁーー!!」
冷が、プリンを見た瞬間に飛びついた。
え、マジか…こんなに食う気なの?
っていうか甘い物が好きだったのかよ!オレにハバネロばかり食わせようとするくせによ!
オレがジッと見ていると、我にかえった冷はゴホンっとわざと咳き込み誤魔化そうとした。今更誤魔化しても意味ねーのに、この感じからして忘れてくれと言ってんだろーな。
勿論忘れねーけどな!
「大丈夫だって言われなくてもみんなに言ってやるよ!」
そう言いながら冷の肩を叩いてみた。
「修也、口いっぱいにハバネロ詰め込みますよ?」
嘘ですごめんなさい。
「で、修也君達、イチャイチャしているところ悪いんだが、」
「「してねーよ(ません)!!」」
どこをどう見たらイチャイチャしてる様に見えんだよ!
まあいーや、アーロンさんもともとおかしいし。
「あっ修也君!今私の事をバカにしただろ!」
なんでそんなにピンポイントでわかんの!?
アーロンさんは数秒間オレを睨んで話を続けた。
「まあ、その事は置いといて、話というのは…」
「どうせ、ドラゴンだろ?」
「いや、今回はドラゴンだけじゃない」
ドラゴンだけじゃない?どういうこと?
「ゴブリンが集団でここを襲撃しようとしてるみたいなんだ」
ゴブリンー?そんくらいギルドの下の方の奴でも倒せんだろ!
アーロンさんはそのまま話を続ける。
「それがただのゴブリンだといいんだけどね、その全部が親分ゴブリンと同じくらいの大きさなんだよ。
そしてそのリーダーがドラゴンなのさ。」
で、オレ達はドラゴンも倒せ街も救え一石二鳥って事か。
「あっ修也君、誰も修也君にお願いするとは言ってないからね」
じゃあなんで話したの!?
行く気満々だったんですけど!!
「何見るからにガーンとした顔してるんですか、私達より上のランクの人が行くに決まってるでしょ」
冷が呆れた目でオレを見ながら言った。
確かに言われてみればそうだけどよー。
「明らかにオレ達に依頼するような雰囲気だったじゃねーか!」
「いやー、修也君がどんな反応をするか気になってね」
アーロンさんが即答する。
このドS野郎!!
オレは椅子から立ちサッサと帰ろうとする。
「ウソウソ冗談だって!君達もこの依頼というか、命令の中にはいってるから!」
命令?アーロンさんからの依頼じゃねーの?
「これは王族からの命令であってね、ギルド関係の上の方の人は必ず行かないといけないんだよ」
おーよかったぁー、でもそんなにヤバい事なのか?
ゴブリンとドラゴンが攻めてくるだけだろ?
オレが疑問に思っているとアーロンさんが
一枚の写真を見せてきた。
…なに、この気持ち悪いぐらいのゴブリンの数。
確かにこれだったら王様達も命令だすよな。
オレはアーロンさんから依頼状、いや、命令状を受け取って家まで帰った。




