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いざ、勝負…って、相手人間じゃねーんだけど!!

この様子じゃ勝負とか出来そうにねーなー。


ギルドマスターが男の口を押さえながら話しかけてきた。


「あーあと修也、だったか?君宛の依頼が来ていたから渡しておくぞ。」


ギルドマスターがオレのところに来た理由がこれ?

わざわざギルドマスターが来なくてもいーだろ普通…


オレはギルドマスターから依頼の紙を受け取り、冷と一緒に外に出ようとした。


が、いきなり大きな地震?の様な振動が起きて前に勢いよくこける。なにがおきたんだ!?


ギルドの中も大騒ぎになっている。

このままじゃこの騒ぎに巻き込まれそうだったので急いでギルドからでた。


それが正しい選択だったのかはわかんなかったけど、だって 目の前をとてつもなくデカイ化け物が歩いてたからな。


「なっなんですかこれ!何かのお祭りですかね?」


冗談言ってる場合じゃねーだろ!


「うっせーな!危ねえから一旦逃げるぞ!」


冷の手を引っ張り、とりあえずあの化け物から何メートルか離れたところまで移動する。


でも、本当なにがおきてんだ!?あの化け物、レッドドラゴンの4倍くらいの大きさだったんだけど。


化け物のいる反対側から1人走ってくるのが見えた。誰だ?こっちに来たら危ねーぞ!?


しかしその人は止まることなく走ってくる。

そしてオレの手を掴んでオレを引っ張りながら化け物の方へ走っていく。


…って離せよ!オレはまだ生きてーんだよ!

ん?あ?アーロンさん?


「修也君!依頼渡しただろ!その依頼のモンスターがこっちに来たのになんで逃げてるんだ!」


あー、あれアーロンさんからだったんだ…


……いや無理無理!!あんなのと戦うとか無茶すぎろだろ!


「まあ、今は依頼とかどうとか言ってる場合じゃないんだけどね。このままじゃ一般人にまで被害がでてしまう。」


はーい、オレも一般人でーす。


アーロンさんはオレの事など普通にスルーして、呪文を唱えはじめた。


あの化け物を中心に囲むように大きなシールドができる。


マジが か…魔法とかはじめて見た…

写真撮りてーなー。


「ボーッとしてる場合じゃないよ修也君!早くあのドラゴンを倒してくれないと!」


は?あれドラゴン?デカすぎてよくわかんねーやー。まあ、よく見て見たらドラゴンかもなー。


ん?あ、やべっ。

でっかい化け物ドラゴンがオレを踏み潰そうとしている。


「ちょっ危ねえっ死ぬってぇ!!」


オレは運良く腰につけていたM92Fを構えて、上にある足に乱射する。


ダメだ!効いてねえ!


死に物狂いで走ってどうにか脱出する。

すると次は尻尾をオレにむかってムチのように攻撃してきた。


どうやら、オレを敵として見えてるっぽいな

こんなに小さい相手に普通ここまでするか?

まるでゴキブリ退治をする人間のようだぜ!


オレは尻尾の先に何発を銃を打ち尻尾の先を切断する。それでも回避は出来ず向かってくる尻尾に吹っ飛ばされた。


「痛いじゃねーか!」


吹っ飛ばされたオレは瓦礫の中から出てくる。


クソが!!M92Fが傷ついたらどうする気だってんだよ!


オレの方に走って追いついた冷がデッカイドラゴンの頭に向けて大量のスモークグレネードを投げた。


スモークグレネードで前が見えなくなっている間にいろいろ仕掛けておくか!


そこでオレは、ドラゴンの足にC4を何個か設置する。C4は威力が高いし、ボタン一つで起爆できるから使い勝手がいい。


すると、オレが足の近くにいるのが見えなくてもわかったみたいで ドラゴンが足を振り回す。


でも 見えてねーのに当たるわけねーだろバーカ!


オレはボタンを構え、C4が設置されている足に体重がかかった瞬間に起爆する。


ドラゴンの足の肉が鱗と共にえぐり取られ、大量の血が噴き出る。


そして体を支えれなくなったデッカイドラゴンはそのまま崩れ落ちる様に前方向に倒れた。


オレはこのチャンスを見逃さず、頭に飛び乗り、ドラゴンの眼球の前まで走って眼球を覗き込む様な体制をとる。


「よう、やっと顔を見て話せたぜ。

ま、お前はもう何も見ることはねーだろーけどな。」


M92Fでドラゴンの眼球に向かって何十発も銃を撃つ。ドラゴンの眼球からはよくわからない液体が撃つ度に出てきたが気にせず撃ちまくる。


そして銃弾が反対の目を貫通したところで撃つのを辞めた。


…きったねーなー。


ドラゴンはピクリとも動かない。


ふう…倒せたよな?


するとドラゴンから、レッドドラゴンを倒した時よりも大きな歪んだ空間が現れた。


「さすが、ジャイアントドラゴンって言われるだけあるね、こんなにデカイ空間は久しぶりに見たよ」


アーロンさんが近づいてきて、歪んだ空間を眺めている。


「ん?で、この空間をどうするんだ?」


「ああ、それの事なら心配ないよ、そのM92Fが器になるからね」


なに言ってんだか、さっぱりわかんねー。


あ?


歪んだ空間が次の瞬間、M92Fの中に吸い込まれていった…っておい!オレのM92Fになんて得体の知れない物を吸い込ませてんだよ!!


出ろ〜、出ろ〜さっきの変な空間、ここから出ていきたまえ〜。

しかしなにもおこらない。


「とりあえず修也君、街を救ってくれたお礼と依頼の報酬で一緒になってしまうけど、これを受け取ってくれ。」


今度はなんだ?


アーロンさんが袋から何か取り出す。


あれ?ぬいぐるみ?


もう一つ取り出す。


マンガ本!?


さらに取り出す。


ロードバイク!?


またさらに取り出す。


女性用の服‼︎!?


「おい!!こんな報酬貰っても嬉しくねーよ!!」


「ん?これは修也君にあげる物ではないよ。

悠人君や、優里香ちゃん、冷ちゃん千香ちゃんにあげる物だよ。」


あっ…やっぱりそうだったんですね。


「あ!!」


アーロンさんが突然声をあげる。

なんだなんだ!?


「修也君の忘れた。ゴメン!」


おい!しかもいい年したおじさんがてへぺろとかしてんじゃねーよ!気持ち悪い‼︎!!


冷はアーロンさんからマンガ本を貰って、さっそく読んでいる。


マンガ本とか自分でも買えるだろ…

この人に遠慮とか、オレはもうする気もねーんだけど。


「もう今度あったときでいーよ、オレの報酬は! グロックも前に貰ってるしな!」


じゃあそのときに冷ちゃんの分も渡すよ!と言ってアーロンさんは疾風の如く帰っていった。




オレ達も帰るかー…ってちょっとまって。

この荷物オレが全部持つの!?

重すぎるって!!冷も手伝えよ!ぅおぉい!!!!

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