遊ぶぜ!
じゃあ今日は遊ぶぜー!!
ドラゴン退治?そんなの後でいーだろ!
勢いよく家から飛び出し、飛び出したところを冷に連れ戻された。
「なにすんだよ!バカ!」
「なにすんだよ!バカ!じゃないです。勝手に何処か行かないでください!いっつも迷子になってるじゃないですか!」
じゃあどうしろって言うんだよ。
オレは絶対今日は外に行って遊ぶぞ!
ギルドのAランクの野郎と喧嘩…じゃなくて、勝負してーんだよ!
「どうしても行きたいって言うなら、私もついて行きます!」
「うっせーな!大丈夫だって言ってんだろ!」
そう言った瞬間に冷がハバネロを構えた。
おい!何処に隠し持ってたんだよそれ!
次こそ外に出ようとしたら次は優里香がオレを引き止めた。
「あっお兄ちゃん、私服買いに行きたいからついてきてよ」
「うっせーな!なんでオレがついて行かないとダメなんだよ!」
「なっ…べっ別にお兄ちゃんじゃなくてもいいし…」
「じゃあ他の奴に頼めよ、じゃーな!」
ただでさえ、冷だけで面倒くさいのに優里香も一緒につれていけるかっての。
冷にちょっと酷いんじゃないんですか!?と言われたがスルーする。
本当はオレ1人で行きてーのに、何人も連れて行くわけねーだろ。
家からやっと出れたオレは、一度背伸びをして、商店街の方に向かって歩く。
「何処に行くんですか?」
「ん?あーギルド、したいことがあるからよ」
「どうせ、ランクの上の人に喧嘩売って喧嘩するつもりでしょ。」
うっ…感が鋭い、だけど喧嘩じゃなくて勝負だ、勝負!
「あっ、目をそらした、図星だったんですね」
「うっせーな!んなわけねーだろ!」
ふーん、と冷が疑うような目でジッと見てくる。
その手にはハバネロがしっかりと握ってある。
「あーもうわかったよ!喧嘩…じゃなくて勝負するつもりでしたぁ!」
「やっぱりー、私がいるから今日は行かせませんけどね。」
冷の赤いハバネロがキラリと光った様に見えた。oh…逃げようとしたらあれを食わせる気だな…
まあ、とりあえずギルドにはいる。
?、いつも以上にざわざわしてんな。気のせいか?
「なんかいつもと違くねーか?」
「アーロンさんが来たからだ」
近くに座っていた剣士が言う。
「なんでアーロンさんが来ただけで?」
「は?お前本当にアーロンさんのこと知らねーんだな。アーロンさんは…」
男が言おうとした時にギルドマスターが来て男の口を塞いだ。
「これは今は禁句なんだ、特に君達には言わないで欲しいとアーロンに言われているしね」
…?、なにが?突然現れたギルドマスターに驚き、アーロンさんが本当に有名だった事に驚くオレであった。




