これが中学の時からのオレの友達!
「じゃあ…行ってくる」
オレはプライドがズタズタにされ、今 完全にテンションガタ落ちモードだ。
そのテンションのまま玄関のドアを開け、外に出る。
「おーっす修也、どうした?またユリちゃんにいじめられたのか?」
「うっせーな、なんでわかるんだよ」
「そりゃあ、小学校からの付き合いだからなー」
この何にでも楽観的に対応しそうな男は小学校からの腐れ縁、親友の西岡悠人。
身長は170くらいで細身な体型、でも筋肉はしっかりついてる、髪は親がハーフだったせいか、根元から先まで金色だ。目はブラウンだけど。
あと、どうでもいいとは思うけど、オレの髪は真っ黒で、身長は170より、少し低いぐらいで細身の体型、筋肉は…ついてないです。
「おーい、次千香の家行くぞー?なにボーッとしてるんだ?」
「あ? ボーッとしてねーよ」
「口悪いなー本当に」
それは、自分でもわかってるっての。
千香の家の前まで来た。
苗字は竹達、竹達千香。
悠人がインターホンを押すと、ドタバタと足音が聞こえてきて、ガチャンと勢いよく玄関のドアが開いた。
「おはよー、ごめん!遅くなっちゃって」
こいつが竹達千香、そして、
「わっ痛てっ」
少しドジっ子だ。今のも目の前に壁があるのに気づかずにぶつかった時の声だ。
身長は低くて、中学1年生って言っても通じそう。髪はショートで色はブラウン、目の色もブラウンで、大きい目をしている。
「じゃあ最後に冷ちゃんの家に行かないと!」
千香が自分のおでこを摩りながら元気そうに言った。
次の家でオレ達の仲良し中学生メンバー…まではいかないが、まあ、中学生の時のメンバーが揃う。だって、悠人はともかく、女子と仲良くって変だろ。
「おはよーございます、遅くないですか?」
「…おう、おはよう。」
冷はすでに家の前で待っていた。相当待っていたらしい、かなり機嫌が悪い。
あー、えっと冷の苗字は中島、中島冷だ。
身長は160ちょっとぐらいでスタイルはいい、髪は黒でロング目の色はブラウン。
「よーし、じゃあ学校まで早くいこうぜー」
いやー、学校まで近くで本当に助かった。オレと悠人は全速力で走っていく。危ないですよ!と後ろから冷達も走ってきた。
そのままみんなで学校まで走っていく、横断歩道は…青!そのまま横断歩道をわたってって…ちょっとまて、トラックが、猛スピードでこっちにきてないか…?
いや、絶対にきてる。今、信号 車の方から見たら赤だろ!目の前に人もいるのに…
「千香!冷!こっち来るな!!」
「どして?」
…遅かった、このドジっ子…トラックはすぐそこまできている。くそ!この居眠り運転ヤローがぁ!!
4人共トラックに弾き飛ばされ宙にまった、オレは空中で回りながらショックで気を失った。