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前田荘777号室  作者: 吉岡 澪
プロローグ的なウォーミングアップ
5/100

開口

 遂にホミカは前田荘に到着した。駅からきっちり25分。長い道のりだった。その外観からは様々な印象が得られるが、特に感じたことがひとつ。


「キレイ過ぎない?」

 なんと昨日できたばかりかのような新しさだった。それどころか輝きを放っていた。これで7000円の家賃は安い。この物件、アタリじゃないだろうか。


 とにもかくにも大家に会うことにした。1階が大家の住居らしいのでまずはそこへ行ってみる。正面玄関に入ってすぐ右のドア。事前に例の店主から話は聞いていたので迷うことはなかった。


 ドアベルを鳴らす。

「すいません。引っ越してきた者ですが」


 3秒後オープン・ザ・セサミ。白髪混じりの男性が顔を出した。


「いらっしゃい。待ってたよ」


 ニッと笑う彼は着流しを着ていた。

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