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前田荘777号室  作者: 吉岡 澪
トラトラトライ
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暇故に

またつかのまの平和です。読んでいて何かありましたらぜひ作者まで。お返事いたします。




明日は例大祭ですね。

 全前田荘を震撼させた、アオプロG騒動の翌日。いつものように朝を迎える。昨日の騒ぎがまるで嘘のようにハカナを含む女性陣は上機嫌である。そういえば彼女はどのように収入を得ているのだろう。


「ごちそうさまでした」

 朝食を終えた。担当は足名稚。任せて安心の中年クオリティが炸裂した。ダークマターの想像主が作ることは当分ないだろう。


「それでは、行ってきます!」


 食器の片付けをマッハで済ませて松風は仕事に出掛けた。窓拭きの次は家庭教師に挑むらしい。何を教えるのかは分からないがよく働く人だ。


「うってろっはーい」


 海苔を食べつつ青野がもがもが。いってらっしゃいと言いたいようだ。ハカナによってできた青アザがなんとも痛々しい。


 朝食後、本日は講義がないため、ホミカは一日前田荘でのんびり過ごすこととなった。せっかくなので平日の住人の様子を観察することに。


「もっと早くやるべきだったのかな……?」


 アオプロ騒動のあとではそう思ってしまう、


 バイトに出た松風と連日試合の三木はいないが、残りの面子も十分に観察のしがいがある。交流を深めるには相手をよく知らなくては。ホミカは城を外堀から埋めるタイプのようだ。



 平日は働きに出ない者は、みんな食後に食堂の隣の居間に残りだらだらと過ごすようだ。ホミカも部屋に戻らずにそれに加わることに。



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