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8.勇者の戦闘

「微塚!子供たちを避難させてくれ!」

「避難って!乙木先生も逃げないと!」

俺は前の世界で魔物との戦闘は日常茶飯事だったが、この世界は違う。魔物なんてのは魔法と同じ架空の世界の話だ。

「誰かが食い止めないとダメなんだよ!【|IMAGIC:The pen is mightier than the sword《ペンは剣よりも強し》:アクティベート】」

そうして現れるのは万年筆の形をモチーフにした剣だ。

前世では魔法も使っていたがもっぱら勇者の剣で戦っていた。だが勇者の剣は位相転移のとき前の世界に置いてきてしまっている。今魔法絵本作家である俺の剣はこれだ。敵は翼を持つ蛇ヤクルス、全長は3mといったところか。勇者の最初の相手ってのはスライムとかゴブリンとか弱い相手って相場だろ。難関ダンジョンボスだぞこいつは。

「ブランクがあるんだよこっち、は!」

海を泳ぐように空中を泳ぎ噛みついてくるヤクルスを横に飛んで避ける。とりあえず飛んでいるのが厄介だ、まずはその翼を落とす!

「【IMAGIC:】って今はもう誰もいないか。『この星はお前を欲している』」

途端、ヤクルスは地面に引っ張られるように地面に叩きつけられる。

俺は【IMAGIA】をつけてはいない。違う世界からやってきたせいか、どうしても体に異物を埋め込むというのが受け入れられずつけていないのだ。それに【IMAGIC】はそもそも|勇者

《俺》の魔法なのだ。イメージを具現化する魔法【リアリス】、それを魔王は分析し、電子機器に落とし込んだ。リアリスは前詠唱【IMAGIC】と後詠唱【アクティベート】は必要なし、呪文の部分のみを唱えることで発動する。今発動したのは、地球の重力を倍増させる魔法。呪文の内容は実は大事で、想像力を掻き立てる呪文であればあるほど威力は増す。俺は万年筆剣で首を切り落とす、戦闘終了だ。しかし、魔物がここだけに出たとは限らない。とりあえず微塚と子供達の様子を見に行こう。

2日更新してなかったのは、普通に怠惰でした。

ああ、怠惰は許すまじ。

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