表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/9

6.リフィックの誕生

「まずちょうど一年前の2050年4月4日に全世界の【IMAGIA】がver.2.0にアップデートされた。それまで、脳内AIナビゲーター、情報媒体の網膜映写といった便利な生活補助ツールでしかなかったが、このアップデートにより今俺たちが使っている魔法【IMAGIC】が使えるようになったわけだ。」

「先生たちが首の後ろにつけてる奴だ!」

俺のうなじにも【IMAGIA】の装着痕が見えている。

「そうだニル。首の後ろから頭の神経に接続することで作動してる、脳の電気信号をエネルギーとして動いてるから一度つけたら充電する必要がないんだ。

 まあ、それは置いとくとして肝心なのは君たちリフィックスが生まれる過程だ。君たちは【IMAGIC】で生まれてくるわけだが、君たちの容姿や人格は、君たちを産んだ魔法行使者のイメージ力によって決定する。例えばセレンは絵本の世界の生物なら誰に会いたい?」

「んー・・・、あ!セレンは可愛い人魚さんに会いたいです!」

「人魚さんだね、今セレナが言ったように、人が想像する時人魚さんに『可愛い』といった要素を付随させるんだ。他にも人魚さんならお淑やかで泳ぎが得意で声が澄んでいてなど、人には人の人魚像がある。そのイメージのベクトルを【IMAGIA】が読み取ってAI補正で人格容姿を成形していくんだ。」

「んんー、難しいよ〜」

「はは、そうだね。まあ簡単にいうと人のイメージでできた生物を【IMAGIA】が補完してリフィックを誕生させるってことだね。」

ちなみにまだイマジンハザードから一年しか経ってないのに何故こんなに詳細がわかるのかというと、実は単純な話で、【IMAGIA】ver.2.0のリリースノートがあるのだ。そこに【IMAGIC】の情報が、無駄に丁寧に書かれてあるのである。

「このようにして生まれてきたリフィックは、基本的にはリフィックを生み出した魔法行使者に親しみを持って生まれる。しかしその主人は必ずしも君たちを友達になりたいから生み出す訳じゃない。君たちを道具として悪に使う輩もいる。だから、リフィックを生み出す魔法は国際法で禁止となったんだ。リフィックにもリフィックの自我があるからね。」

そう言ってチラリのユンの方を見る。昔を思い出す辛い話をさせてしまったが、これは自身のルーツを知る話だ。自分がどのように生まれてどのように生きていくかを決めていくのには必要なことだと思う。

「せんせい、セレンたちのご主人様様はどこにいるのですか?」

「君たちがこの魔法生物保護院に来たのは、君たちを産んだのが国際法が制定された後にリフィック誕生魔法を行使した人が牢屋に入れられるからだ。あまり気分のいい話ではないがこれは君たちの未来を決めるためにも知っておかなくてはならない事実だと思う。君たちは言ってしまえば親が犯罪者であるということで、世間から憐みの目を受けるだろう。でもそれを跳ね除けるような自分の信念を持ってもらいたいんだ。自分の人生の主役はいつも自分だよ。」

、、、なんか説教臭くなってしまったな。新人の手前格好つけすぎたかもしれない。だが、子供たちは真剣な眼差しをこちらに向けてくれている。これならこの子達の将来はきっと明るいだろう。ずっと口を噤んでいるユンも真剣な表情だし、いつか元気いっぱいな姿を観れるといいな。

「さて!真面目なお話はもう終わりにして今日はみんなで遊ぼうか!今日はみんなでかくれんぼをしようと『【IMAGIA】ver.3.0アップデートを開始します。』え?」

突如空中に透明のメッセージウィンドウが現れ、アナウンスされる。インストールのパーセンテージバーが表示されて瞬く間に100%になる。周りにいる微塚も子供達もそのウインドウに釘付けだ。おかしい。微塚はともかく、子供達もも【IMAGIA】をつけていない。

『ver.3.0のアップデートが完了しました。只今より魔物のポップを開始します。』

その直後、教室の窓ガラスが割れるけたたましい音と共に大翼をもつ異形が侵入してきたー

なんかライブ感で書いてたらとんでもないことになってきます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ