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4.初めの挨拶

ご覧いただきありがとうございます。

当方、仕事終わりに書き進めているので分量にばらつきがあります。

個人的に継続が目的なので短い文章の時がありますが、できるだけ毎日投稿するようにします。

事務室を出て右に進んですぐ、がやがやと子供達の声がする部屋がある。ここが教室だ。

「みんなおはよー、授業始めんぞー」

「「せんせーおはよ!」」「...。」

教室に入ると元気な声が返ってきた。机がいくつか並んでいる中、前3つのうち真ん中の机に集まっている三人がこの院の子供達だ。

「せんせー、その人だあれ?」

「今から紹介するよ、とりあえず席につけー。」

そう言って子供たちは散らばって各々の席につく。

「今日から入った新しい先生だ、自己紹介をたのむ」

「みなさん初めまして!微塚ちひろと言います、好きなことは体を動かすこと、好きな食べ物はカニです!これからよろしくお願いしますね!」

微塚がこれまた大仰なお辞儀をするとぺちぺちぺちと三人から拍手が送られる。うん、掴みはバッチリみたいだな。

「じゃあみんなも自己紹介してくれるか?ニルから順番に行こうか」

そう言って俺は向かって一番右の子を指名する。

「ニル!多分9歳って先生から聞いた!好きな肉はヤギ肉!よろしくなーちひろせんせ!」

まず元気いっぱいなこの子は人間の身体に黒い三角の犬耳、いや狼耳を立たせ、ふさふさの黒い尻尾を生やした狼少年リフィックのニルだ。狼少年だからといってホラ吹きでもなんでもなく素直な子だ。まあ狼少年は狼ではないが。

「セレンはセレンって言います!歳は八歳?好きなのは魚です。よろしくお願いしましゅっ、あっ」

語尾を噛んで赤面しているこの子は猫人リフィックのセレン。人間の体に猫耳と尻尾をつけている。この垂れ耳と細長い尻尾はマンチカンだろうか?

「...ユン、です。」

この塞いでいる子はユン。おそらく十歳くらいだろうか。彼女は耳が長いだけで人間と変わらない見た目をしている。長くサラサラとした金髪に空色の瞳を持つ可愛らしい子だ。彼女はエルフのリフィックだろう。ここにくる前に酷い扱いを受けたらしくどうにも暗くなってしまっている。

「よし、自己紹介も終わったし今日の授業を始めようか。今日は微塚先生も初めてだから、先生と生徒諸君両方に知ってもらいたいことを教えようと思う。

 君たちリフィックがどういう存在なのか、だ。」


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