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真理子 悲しみが癒えるまで

作者: 平良 榮章
掲載日:2025/09/16

悲しみが癒えるまでは、、、


薬指に光るプラチナ 綺麗な指先

きっと 幸せなんだね

カウンター席の笑顔は少し大人びて 口紅の色は少し派手になった

仕事の話に夢中な君に 学食の話をしたんだ

「卵サンドが好きだった」

驚いて目を丸くした君が僕の左肩を叩いたのが嬉しくて

たわいもない思い出話を繰り出す僕を見つめる君に

泣き出した夜 聞けなかった秘密に 胸が張り裂けそうで

3杯目のビールを飲み干した


ボーイッシュな髪型 ブラックスキニージーンズ

スタイルは 何も変わらない

映画の話に夢中な君に 学園祭の話をしたんだ

「皆で学校に泊まり込んで準備をした」

手を叩いて笑い出した君が僕の左足に触れたのが嬉しくて

たわいもない思い出話を繰り出す僕を見つめる君に

抱きしめた温もり 謝りたい気持ちが 溢れそうで

トイレへ席を立った


君の横顔を斜め後ろの席から見つめる僕

風に吹かれて揺れたレースの向こうから聞こえるソフトテニス部の掛け声

バイクで駆け抜けた海岸通り

映画館の隣のピザハウス

音楽室で弾いてくれたショパン

家に来てくれた日に喜んで迎え入れたくれた母

君と過ごした時間 君が覚えていてくれた事 その全てが嬉しくて愛おしくて


もう少し話していても良いかな 笑い話になるその時まで

もう少しその笑顔を見ていたいんだ


いつかまたきっとどこかで、、、

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