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最後の祈り  作者: Yuki-N
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聖也⑤

 水の中に沈んでいるような感じがした。でも、息は出来る。とすればこれは、羊水のようなものなのか。

 そして、記憶が流れ出してきて、渦巻く。人は死ぬ前には、生涯の記憶が走馬燈のように蘇ると言う。時系列は目茶苦茶だが、これは、そういうことなのだろうかと聖也は思う。

 だが、だからといって、どう抗おうというものでもない。もう、どうにもならないのだから。

 どうにもならない?

 何がだ?

 ここはどこだ?

 今なぜ、こうしているのだ?

 分からない、何もかも。

 分かっているのは、私は、細川聖也。

 年齢は?

 年齢は――?


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