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閑話8 皆様のご理解ご協力お願い致します。

今回挙げる対策例等は、各コンビニチェーン並びに各店舗によって差があります。あくまで一例ということで、悪しからず。

「第一回!!『JKコンビニ店長への質問コーナー』始まりましたー!パチパチ!!司会進行・質問回答・解説は全てこの私!カインマート鈴浦店のJK店長、鈴浦亜里ですよろしくお願いします!!パチパチパチ!!!…そしてゲストにはこのお二人!!」


「アリ様、本日はご招待頂きありがとうございます!『しつもんこーなー』とやらが何かは存じ上げませんが、微力ながら頑張ります!」

「ねーさま、これは『ごしょーたい』じゃなくて『いのこり』っていうのです。もうおうちにかえろうとしてたのに、ふたりだけおみせにのこされたのです…なんかきゅーにいっぱいセリフをおぼえさせられたのです……あやしいのです、けーかいすべきです。」

「こらアンジェ、そんな罰当たりな事を言うもんじゃない。アリ様からのせっかくのお誘いなのだ。例え怪しい仕事だったとしても、手放しで喜ぶべきなのだ。」

「ねーさまはもっとれいせいになるべきなのですー」


「ええと、今回のゲストはデュッセニーに住むエルフの姉妹(仮)のお二人、リーリャさんとアンジェちゃんです!特に怪しい事はありません!ただお喋りに付き合ってください寂しいので。」

「もうかえりたいのですー」

「アンジェちゃん、終わったら例のアレあげるから、協力してくれないかな?ね??」

「…しかたないですー」



「はい、ということで今回は超特別編!JK店長プロデュースの質問コーナーです!漫画の単行本で言う、巻末の書き下ろしおまけコーナー的なやつです!なので本編の時系列や舞台は一切関係なし!!現実世界・異世界問わずにたくさんの質問を頂きました!本当にありがとうございます!いやぁ、まさかこんなに質問貰えるとは…嬉しいですねぇ……」

「ねーさま、やっぱりあの人、おかしいです…さっき自分でかいた紙をもってにやにやしてるです…」

「こら、そういうことを言うもんじゃない。きっとアレは『しつもんこーなー』に必要な物なのだ。自分が知らぬからって安易に否定してはいけないぞ、多分。知らないが。」


「む、なにやら酷い事を言われてるような気が……まぁいいや、進めましょう!たくさんの質問の中から、今回は特に現実世界の話題を中心に扱っていきますよー!デュッセニーや本編の話はまた次回です!」

「まだ何もはじまってないのに、もうつぎのはなししてるですー」

「ゲストさんが何かツッコんでますが気にせず行きますよー!なんせ本題に行くまでにもう既に三ページ使ってるからね!ガンガン行かないとね!!」

「むしされたら、いのこりのいみがないのですーかえりたいですー」



「ええと、まずはタイムリーなこの質問から行きましょう!【はじめまして、いつも楽しく拝読しています。コンビニ業界に詳しい亜里店長に質問なのですが、今問題のコロナウイルスについてコンビニ業界ではどのような対応をされていますか?教えて下さい。いつも応援しています、頑張って下さい。】……おお、心暖まる素敵な質問ですねー!!」

「自分でかいたしつもんにそんなこと言ってさみしくないのですー?どうなんですー?」

「ええい、そんな心寂しくなる質問には答えません!」


「ということで最近問題のコロナウイルスの質問です。先にぶっちゃけますが、今回の質問は全部コロナ問題関係です。全部それです。世界中が大変なこんな時だからこそ、コンビニ業界目線でコロナ問題に触れたかったのです。なので質問と回答は超大真面目です。」

「ねーさま、ころなんとかって何ですー?」

「…恐らくアリ様の世界の魔術具だろう。万能な物なのかもな。」

「ええい、そんな訳あるかー!!いいですか?……」


「………という訳で、皆で感染予防をする必要があるんです!勿論コンビニ店舗だってやっていることは色々あります。まずは多くの人が触れやすいカウンターやATMやお手洗い等をこまめにアルコール洗浄することですね。」

「あるこーる?」「酒ですか?」

「要は石鹸みたいな物ですよ。……えーっと、あと日中は自動ドアを開けっ放しにして出来るだけ空気が籠らないようにしています。……それから三密を避ける目的として、レジ前にビニールカーテンと立ち位置を示すシールの設置をさせて頂いております。……はい、アンジェちゃん?」


「あー……どれもくしゃみなどのひまつかんせんおよびのーこーせっしょくをさけるためですー」

「シートがあることによってカウンター内や煙草が見えにくい、又シートが長い為カード等をレジリーダーに差し込みにくい等の不都合も発生しておりますが、コンビニは何百人ものお客様を相手にするお仕事です。感染拡大防止の為ご理解・ご協力をお願い致します。」

「ちょいとお二人さん……一人で解説し続けるのは寂しいから台本をメモして貰いましたけど、棒読みしてないでもうちょっと感情込めて下さい……」


「ずいぶんわがままですーもうかえりたいですーー!」

「アンジェちゃん、そんな事言っていいのかな?」

「……やっぱりもうちょっとのこってあげるのですー」

「……アンジェがこんなに従順になるとは…一体何で買収されたんただ……」



「気を取り直して次の質問!【亜里店長こんにちは!先日コンビニにお買い物に行ったら、お釣りやレシートをトレイに置かれて渡されました。前は満面の笑みで手渡ししてくれたのに、どういうことでしょう。接客のプロの亜里店長なら、こんなことはしませんよね?】……なるほどー、心苦しい質問ですね。」

「自分で書かれた質問にもとにかくストイックなアリ様、素晴らしいです!!」

「あたしはもうツッコまないのです。」


「この質問者さんには申し訳ないのですが、当店でも一時的にトレイ方式でお釣りをお渡ししています。と言ってもあくまでこれも、コロナ対策の一環なのです!決して手渡しが面倒だとかお客様の御手に触れたくないという訳ではありません!」

「アリ様、そんなに強調されるとかえって怪しくなりますよ……ええとそれで、手が触れるという直接的な接触も感染のリスクがあるという事なので、少しでもリスクを減らす為の策となります。マスク着用も感染予防の為ですね……混雑時には一接客、数十秒単位でお客様をどんどん捌いていくコンビニ店員さん。毎回手を洗ったりアルコール消毒をする暇はないのです。」

「トレイのこぜにをとりにくい、ふしんせつにかんじるなどのいけんもじゅーじゅーしょーちしていますが、こちらもごりかいをおねがいしますですーー」


「うんうん、いい調子ですね!やっぱりゲストを呼んでよかったーー!」

「アリ様のお役に立てるなら本望です!」

「ゲストって、こんなに言うこときまってるものなんです?」



「尺の都合で最後の質問!!【アリ様、日々の業務お疲れ様でございます。秘書に調べさせた所、アリ様の故郷では大変なご様子。我らエルフ族では力になれることは少ないですが、せめてたくさんお買い物をしてアリ様の売上に貢献できたらと思っております。質問ですが、次々と店が閉まり在宅化が進む中、変わらずに営業を続けて下さるコンビニ店舗さんの為に、我ら消費者が出来る事はありますでしょうか?デュッセニーに住む我らにも出来る事がありましたら何なりとお申し付け下さい。】……あれ、これ私が書いたやつじゃないな…?」

「この言い回しに買い占め宣言…まさか…」

「どうかんがえてもちょーろーさまですー。」

「やっぱりそうですよね…いつの間に紛れ込ませたんだろう…?しかもなんか日本事情に詳しいし…どういうこと……?」


「えーっと、長老さんには今度お礼を言うとして……要はコンビニ側からお客様へのお願い??えー、何だろう……?」

「『さんみつ』がダメなら、かぞくみんなでお買いものに来ないでひとりだけにしてねとかどうですー?」

「アルコール洗浄が効果的ならば、店頭やレジ前に設置してある客用アンコールを積極的に使用するというのもどうでしょう、アリ様?あとは店員に向けて咳やくしゃみをしないとかですかね?」

「マスクってくちもとにつけるんですー?じゃあ、いつもよりおっきな声でしゃべらないと、きこえないのです。」

「雑誌の立ち読みやイートインの利用もなるべく避けた方が良さそうですね…アリ様、店内に長居するのも三密になりますよね?」


「え、あ、はい、すっごく良いと思います!凄い、二人とも私より発想力ありますね!さっきコロナのこと知ったばっかりなのに!」

「ふふーん、エルフはあたまいいのです!」

「威張るな、アンジェ。アリ様の説明が分かりやすかったからですよ。」

「ねーさまも、もっとえっへんしていいのにです。」



「じゃあコンビニからお客様へのお願いとしてはさっきの意見達と……あとは数々の設置物や店員のマスク着用にご理解・ご協力を頂ければと思います。あ、なんか良い感じに締められそう。リーリャさん、アンジェちゃん、あとはさっきの台本通りに……」


「了解しました、アリ様!ええと、いつ収束するかも分からないコロナウイルス問題。その感染リスクを少しでも減らす為には、お客様の多くのご協力が必要です。」

「コンビニとしても、できるかぎりのたいさくはつづけていきますです。みんなできょーりょくして、またへーおんな日々にもどるためにがんばりましょーです。」

「以上、第一回『JKコンビニ店長への質問コーナー』でした!本日は誠にありがとうございました!またのご来店お待ちしております!」

「おわったからはやくれいのアレくださいですー」

「はい、私お手製のホットミルク回数券だよ。今日はありがとね。」

「アンジェ、そんな物で買収されたのか……いつでも買ってやると言ったのに。」

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