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少年とバケモノの世界  作者: 文鳥
第一章:目覚め
9/11

すいません、今回色々汚いですが意味はあるので勘弁してください。

飛ばしてもらっても多分内容的には大丈夫です。

「嘘…だろ?」


彼の目の前にあるのは鍵穴のある扉。

そして、その扉に描かれたのはー


「ドクロを加えた魚に鍵の模様が書いてある…あれを倒せってのか!?」


クソッ…この酸欠状態で倒せるわけないだろそれに水の中だぞ…?

待てよ?無理してでも魔力を得て良かったかもしれないな。


そして、また魚の元に戻る。赤い血が周りに漂い、そこで狂い泳ぐ一匹の巨大魚。

こちらを片眼で見つめると、壁を歯で削りながら、壁ごと喰らい尽くそうとする。

それを避け、唯一使える魔法を発動する。

当たりは真っ白に染まるが、爛々と光るその目だけはこの霧でも見失うことはない。

口の中に飛び込むと、やはりその大きさでは口の中でも十分に泳げるだけのスペースがあり、魚の一番奥の歯に鍵が挟まっている。

それを引き抜いた瞬間魚は咆哮を上げ、吐き出される。

相手はこちらを見失っているようなので、血の匂いもあいつの血の匂いで良くわかっていないようだし、今の内に鍵穴へと…


ダメだ…意識が遠のく…


「諦めるのか、サウラ」


父さん…?


目を覚ますと、そこは鍵の前だった。

何か懐かしい声が聞こえた気がした…。


そして、鍵を開けると、水が一瞬にして消え去り、さっきまで酸欠で死にそうだったのに、一瞬にして回復する。

矢も消えてなくなり、傷も無くなっている。


「第一関門ークリアーランクSです。次ステージも頑張ってください」


機械的な声が聞こえ目の前が真っ白になり、次の扉が現れる。

毒の試練の扉。


そのドアを開くと、唐突に口角が上がり出す。

これは、ワライダケの毒の効能!?つまり麻痺か!!急いで、なぜかそこにあるガスマスクを付けて前へ進む。

すると、だんだんもや〜っと前に青いツナギを着たガタイのいい男が現れる。

その男は…なんだ、その…凄く…大きいです。

急激にその男は襲いかかって来て、自分を犯そうとしてくる。

毒の魔じゃないのか!?ある意味毒だが。


ズボンをビリビリに破かれたが、なんとかギリギリのところで脱出することに成功する。

すると、徐々に自分の下半身が熱くなって来て、周りに裸の女性が次から次へと現れる。

目に毒すぎないか!?


そして、誘うような動作をして来たり、ズボンの破れた足の部分を触って来たりするが無視して前へ進む。

そして、しばらく進むと大量の金銀財宝が現れる。

もはや意味がわからないよ。


そして、ばかばかしくなりながらも前に進むと、ようやく試練っぽい感じに、前から何やら現れる。

前から現れたのは超巨大ないもむし。


「ウワァァァ!?逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!!!」


俺は、芋虫が小さい頃からすごく嫌いなんだ…なんていうか、見てるだけで精神的にやられるというか。

口ではそう言うものの、じりじりと後ろに下がってしまう。

すると、突然便意を催してしまう。

なんで!?前は芋虫。逃げると便意…クッ…徐々に便意が高まっていく。

クッ…やばい…漏れそうだ…。

内股で抑えながら、その芋虫に蹴りを喰らわせようとするが、近くことができない。

あっ…もうダメだ…。

芋虫の足音とともに、水が滴る音が聞こえる。

彼は、顔を真っ赤に染め、座り込んでしまう。


ここまで大きくなって漏らしちゃうなんて…誰にも言えない…。

すると、なぜかそこにエナとマカベナが現れる。


「まぁ…ダーリンこんなに大きくなってしちゃうなんて…」

「写真で…撮っとこ…」

「恥ずかしさで死にそうだ…」


なんでこんな目に合わなきゃ…待てよ?この一瞬で異人といえど来れるわけないだろ?それに芋虫は?ガスマスクをバッと外す。

すると、声が聞こえる。


「第二関門ークリアーランクSです。今回は歴代で最もましでした」


爺ちゃん達にはどんな幻惑が見えたのだろう…。

ズボンをぐっと握り、前へ進む。







本当に申し訳ない。でも、この関門にもちゃんと意味はあるんです。

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