第2話 先生と巨乳
雨の降る中、笑顔が素敵な女性に出会い、そしてその彼女に一目惚れをした俺。しかし、学校についた暁には制服は心とは正反対にびちょぬれになっていた。俺は鞄からタオルを出し、制服を拭いて、入学式に発表されたクラスに向かう。クラスに着くと皆集まっていて、友達と話したり、一人携帯をいじる人など様々。時間的には着席ギリギリだったが、まだ先生は来ていなかった。すると、
「大丈夫か健一?びちょぬれじゃねぇか!」
と友人の塔山真一が俺のそばに来て言った。
「あぁ、まぁ平気。」
と俺は答えた。
「お前は俺の隣の席だぞ。」
と真一が言ったので、真一が案内するままに真一の隣の席に座った。座ったのもつかの間、すぐ先生がきた。先生は半端なく美人だった。先生が体育館への移動しろと言ったので、クラス全員体育館に移動した。
始業式の定番と言えばクソ長い校長の話である。そんなクソ長い話を差し置いて俺と近一は例の先生の話をしていた。
「あの先生胸でかくね?」
と真一が言って俺と真一との会話開始。
「まぁ、そうだな。」
「服のチャック少し開けてほしい。」
「それじゃあグラビアになるだろ。」
「俺はあの先生のおっぱいをみたいんだよ。」
「まぁ、わからなくもないが」
と高校1年男子童貞くん2人の悲しいエロ話し。
結局、校長先生の話は先生のおっぱいの話をして終わった。流石に校歌斉唱はしっかりやった。歌詞わからないので大半歌ってないが。
始業式が終わると、俺たち2人は先生に呼ばれた。
「君たち校長先生の話中何2人で話してるんですか?」
と美人先生が言う。流石に先生の豊富な胸について話してましたなどと言えるはずもない。
「え、えーと。」
と俺と真一は戸惑う。
「もしかして、エッチな話をしてたのかな?」
と先生が言ってきた。
す、鋭い!
ときっと真一も思っただろう。
「そ、そんなわけないですよ。」
とまたもや動揺しながら俺たちは言う。
「本当に?」
とさらに先生は俺たちを問い詰める。
「本当ですよ。俺たちもう高校生でよ。」
と俺たちは口を揃えて言う。
「そう、じゃあこんどからしっかり話を聞きなさい。」
と俺たちの頭に手を乗せて言った。そのとき前かがみになったせいかくっきり先生の豊富な胸の谷間を見ることが出来た。
「ではお先に。」
と先生に一言言い俺たちは体育館を去りクラスに向かった。
「谷間最高!こんどは全体を見てやる。」
と無理な夢を抱いている真一とクラスに向け歩く。俺の頭にも確かに先生の巨乳の谷間の画像は残った。しかし、それを消してしまうほどに俺の頭の中にダウンロードされている画像がある。そう、あの美人の先輩の笑顔である。そして、また健一は今日良いことが起きるなどとは思ってなかった。




