表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

ティアラの憂鬱

セリアール

それが、この世界の名前だった。まず、この世界の名前を聞いて思ったことは……

『ファンタジー』そのままだった。

ファンタジーのような名前の通り、セリアールは魔法だってあるし、魔物だっている。

ギルドなんて所は厨二真っ盛りな人にとっては美味しい他ないだろう。


「くろちん!ぼーっとしてないで、さっさといくよ!。」


茶色のボブの美少女ならぬ親友のセリル。あたしの天使です。

セリルは可愛い顔を歪めながら、あたしに詰め寄る。そういえば、行くってどこにいくんだろう?。


「行くってどこに?。」

「えっ!それ本気で言ってるの?くろちん!それが、」


いや、そこまで驚かなくても……っていうか……


「セリル!まぁ〜たくろちんって言ってる!あたしは、ティアラ・フレイシア!ティアラ!くろちんじゃない!。」

「うぅー、くろちんは名前に関しては厳しい〜。」

「ティアラ。」

「ゔっ!分かったよぉ〜ティアちん。」


……まぁ、さっきのよりましかな?セリルが言ったとおり、あたしは名前に関しては厳しい。

それは、この世界の大切な両親が付けてくれた名前だから……

それに、セリルは勝手に変なあだ名つけるしさぁ…髪色でくろちんってありきたりだよね。……そういえば、


「セリル。さっき何か言おうとしてなかった?。」

「……あ''っ!ティアちん!そっ、それが、氷の王子と花の王子が魔道館にきてるんだって!

それをつたえたくって!。」

「げっ!」

「ティアちん?」

「えーっと、なんでもないよ?。」

「そう?じゃあ、行こう!。」


最悪です。この厳しいリューデル学院で成績優秀、文武両道、学院No.7にはいる生徒を王子と呼ぶ習慣がある。

大体が美形だから、王子って単語はあてはまるんだけど……

その一人、周りには絶対零度の冷たさを持つ氷の王子、この人あたしの幼馴染です。




氷の王子登場なるか!次回は王子についてティアちん語ります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ