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血気盛んな鬼部長  作者: 社容尊悟
第0章 鬼部長誕生

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商業の話で盛り上がれ

「そうか。その手があったか」

 魔王が得心したように、手をポンと叩く。

 海洋資源が豊富ということは、もずくやわかめ、海苔といった身体に良いものが豊富ということ。

 魔王は知識がないので、そのことに気づかなかったが、レオンは昔から健康食品には詳しい。

 食べ物は無添加や有機栽培のものを選ぶ。

 添加物の摂りすぎで病気になったり、太りやすくなったりするので。

 飲み物は緑茶か水をよく飲んでいた。

 あとは国産蜂蜜入りクエン酸ドリンク。


「やはり知識は大事だな。邪王は元地球人だから、オレよりも詳しい。もっと教えてくれ」

「授業料もらうよ?」

「俺は何をすれば、稼げる? 資源も人も山ほどいるが」

「神王……、そういうのは人に訊くものじゃないよ。商才ならあるでしょ。教祖として崇められてるんだから。教祖ってのはねぇ、最早神みたいなものなんだよ。信者からすれば」

 レオンも鬼山怜音だったとき、密かに信者が集まって来ていた。

 教祖として新興宗教を開いたわけではなかったが、怜音は日本の最高権力者だったので、群がる者は後を絶たず。

 マスコミに引っ張りだこにされたり、毎日屋敷の近くで待ち伏せされたり、心労が絶えなかった。

 幼い頃からの厳しい修行に耐えてきたので、人の痛みがわかる理想の上司だったから。

 カリスマは呪いレベルに高く、黙っていても自然と人が寄って来る。

 気品に満ち溢れていた。

 今も尚、レオンのカリスマ性は衰えていない。

 教祖として君臨しやすいのは、実はレオンの方である。

 本人が宗教の教祖になるのを望んでいないだけで、才能はある。残念ながら。


「神王は僕の国からお金を稼ぎたいの?」

「ああ」

「じゃあ、労働力をちょうだい。出稼ぎに来ればいい。今も充分準備が早いんだけど、もっと早くなるかも。ついでに僕の血族ともっと仲良くなってよ。お互いに国を行き来するでしょ? 不法入国とか言わなくなるように、国境をなくそう」

「それは名案だな!! 神族は命令には忠実だ。天使達もそちらへ送っていいか?」

「きっちり働いてくれるなら、歓迎するよ」

「話はまとまったか?」

 目を閉じて手を組んだ魔王が口を挟む。

「邪王はなんだかんだ言いつつ、生来の性格ゆえ、面倒見がいいな。授業料、結局取らなかったのもあるが。そりゃ慕われるわけだ。オレも貴様が上司なら、文句は言わん」

「あはは。褒めてくれてありがとう。長だったから、人の上に立って物事を教えるのは、得意なんだ。そうなるように、育てられたからね」

 レオンは照れ臭そうに頬をかいた。


 魔王も相当カリスマ性があるので、彼に褒められるのは素直に嬉しい。

【創世の三王】は、その地位が並び立つだけあって、皆カリスマの塊。

 他者を動かす力を持っている。

【創世の三王】に特攻しろと命令されれば、血族は皆、二つ返事で快諾するに違いない。

 強大なる王を頂点として、一枚岩になる各々の血族。

 血の繋がりは海よりも深く、闇よりも濃い。

 創造神ヨウゲツの生み出した王達は、やがて地球人類にも良い影響をもたらすだろう。

 悪の宇宙人のあくどい戦略を打ち砕いて。

「カラオケ大会、盛り上がるといいな」

 神王が言った。

「うん。平穏無事に終わるといいな」

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