表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
血気盛んな鬼部長  作者: 社容尊悟
第0章 鬼部長誕生

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/194

邪王と魔王のステゴロ

「僕は神に会ったけど、結構めちゃくちゃだったよ。力がないのを僕のせいにしてたし。人間と一緒で、神も身勝手な存在なんじゃないかな。もっと自分のために生きていいと思う」

「そうだな……。邪王の言う通りかもしれない。だが、男に二言はないんだ。一度決めたことは、最期まで意思を貫くのが真の男だ」

「流石は神王。オレは神王は男前だと思っているぞ」

「それは嬉しいことだな」

「ふ~~ん。まあ、神王がそんなに童貞のままがいいなら、止めはしないけどさ。神や国と結婚しちゃうのかあ。そうかあ、僕は前世でできなかったことはやりたいからなあ」

 レオンには信じられないことだ。

 遊び人になるつもりは毛頭ないが、女性が好きなレオンは神王の価値観を受け入れがたい。

 手を繋いだりハグをしたりキスをしたりしてみたいなと思うのは、欲深いのだろうか。


「僕は前世でデートしたことがない。ラブレターとか告白とかはされたことがあるんだけど、そういうものと縁がなくて、仕事一筋の男みたいな人生だった。デートしてみたい」

「やれやれ、これだからモテる男は」

 魔王が額を押さえて、呆れ返っている。

「なにおう! 魔王もモテるでしょうが。戦闘狂なところがカッコイイって、僕の国では有名なんだから」

「真か!?」

「真だ」

 魔王に肩をがっしりと掴まれて、レオンは鸚鵡返しに答えた。

 あまりの勢いに、ちょっとばかりビックリした。

「オレは混血をつくろうと思っているので、ちょうどいい。できれば、神族とやりたいがな。まあ、お互いに苦しむ神族と子作りをするより、邪王の血族と子作りする方が無難か」


「神族と魔族を交わらせるつもりはないぞ。魔族は野蛮だからな。野蛮人を増やすな。何が目的だ?」

 神王はしっしっと犬を追い払うような仕草をした。

「混沌を。やはりバトルイベントもないと飽きるぞ。平和すぎるのも退屈だ。オレは強い奴と戦いたい。できれば邪王、貴様ともな」

 指名されて、レオンは頬をひくつかせた。

「僕が一番強いこと、忘れたの?」

「忘れてなどいない。不老不死の貴様に勝つ方法なんてあるものか。ただ、ステゴロだけで戦えば、オレにも勝ち目はあるかもしれんと思ってな」

「上等だ。表出ろよ。ボコボコにしてあげるよ」

 レオンは拳をもう片方の手でパシッと受け止めて、上から目線で応えた。

 魔王に舐められるのは、気に食わない。

 レオンは血気盛んである。

 というわけで、表に出て二人は殴り合いの喧嘩を始めた。


「仕方ないな。俺が審判をやろう」

「判定は厳しくよろしく」

「同じく。オレは手抜きはごめんだ」

 レディゴーの合図がなされたと同時に、レオンは足払いを仕掛ける。

 難なく避ける魔王。

 次は魔王から必殺のパンチが繰り出される。

 すべてを受け流すレオン。

 二人の攻防は数十分程度続いた。

 両者無傷のまま、交換留学生達が観光から帰って来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ