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血気盛んな鬼部長  作者: 社容尊悟
第0章 鬼部長誕生

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創造神と交わした約束

 神妙な面持ちで、神は話を続ける。

「邪王レオン、遠い未来、混沌の時代が訪れることを忘れるな。引き金を引いたのは、悪い宇宙人だ。奴等は赦されざる邪悪。悪鬼羅刹どもを滅ぼさんとするのがお前。お前はまたもや巻き込まれてしまったのだ。争いに。運命からは何人も逃れることはできぬ」

 オレンジ色の光を放つ神が告げた。

「我は全知全能の神ヨウゲツだった。その神である我を謀った悪しき血を恐れるな。すべての鍵はお前が握っている」

「そして貴方に頼み事があるのです」

「それは何?」

「我等の存在が一つとして人々に認識されるように、そして全知全能の力を取り戻せるように、伝承してくれ」

 土下座するような勢いで、頭を下げた小さき神、太陽。

「わたしからもお願いします。このままでは【創魔神】の威光どころか、この世界すらも侵略されてしまいます」

 小さき神、美月も頭を下げた。


「僕は君達神の存在を皆に知らしめればいいんだね? なら、本を作ろう。一人一冊ずつ手に取ってもらえるように、神書をつくればいい。僕もこの世界を気に入っている。どうにかなってしまうのならば、止めたい。止める力があるのならば、全力を尽くす」

 レオンは胸をどんと叩いて、挑むような顔で言った。

 宇宙人はヤルダバオートのような悪人が多いらしい。

 しかし特別な力を持つ一族も存在する。

 地球も今や侵略されかかっている。

 非常にまずい状況だ。


 レオンと神の対話が終わり、レオンは指笛でイコロスを呼び戻した。

 どこにいても血が繋がっているので、呼び出しが簡単にできる。

「主様、只今到着しました」

 聖なる森に邪竜イコロスが降り立った。

「ここは気持ち良いでしょ? 超自然界のパワーを受け取れる。来てくれてありがとう、イコロス」

「はい。身体が女神様に優しく撫でられているようです」

「女神と会ったことあるのかな?」

 苦笑いをするレオン。

 イコロスは満面の笑みで答えた。

「ありません」

「まあ、いっか。会って来たよ、神に。僕よりも小さな存在だった。だからお使いを頼まれた」

 レオンは話を続ける。

「存在を広めて欲しいって。聞かせてあげるね、話を」

「ありがとうございます、主様」

 ぺこりと頭を下げたイコロス。

 お茶目である。


「本をたくさん作らなきゃ」

 レオンはイコロスの背に乗せてもらって、たくさん話をした。

 テレパシーを使えば一瞬でわかることだが、テレパシーはあくまで情報を伝えるための手段。

 コミュニケーションとは言えない。

 だから、これからも血族達と話をする。

 コミュニケーションを取って、自分の王国を完成させるのだ。

 そしたらきっと、楽しいはずだ。

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