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血気盛んな鬼部長  作者: 社容尊悟
第0章 鬼部長誕生

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【血鬼】は吸血鬼とは違う

「へえ。いろんな種類があるんですね。俺達もそのどれかに分類されるんですか? 眷属になれば」

「眷属になっても、世界の王でなければ、何も操ることができない。眷属はあくまでも王の配下になれるだけ。近くにいなくても、王のことがわかるようになるけど。魂の資質で【操法】を扱えるようになるよ。【主従契約】という特別な儀式があるんだけど、人間卒業すれば王になれる。その代わり、拒絶反応で身体中がボロボロになったり、失敗すれば死んだりする」

「オレは自然を操る〈指揮者(テクノ・マスター)〉。邪王は作用する力を操る〈奏者(ルーラー)〉。神王は幻想を見せる〈幻想師(イリュージョニスト)〉だな。相性もあると思うが、我ら三王は特別強大な力を与えられた」

 この世界を創った【創魔神】に。


「魂の資質とは?」

 交換留学生の少女が訊く。

「血を採ればわかるけど、やってみる?」

「血でわかるんですか?」

「血でなんでもわかる。心理状態も。過去生も。僕は【血鬼】だから。【血鬼】とは、吸血鬼を省略した鬼のことじゃないよ。血に関するすべてを操り、知ることができる鬼のことを言うんだ。【神鬼しんき】よりも強いといわれている最強の鬼だってさ。だから自分の血も敵の血も操れる。どんな者だろうが、倒そうと思えば簡単に倒せる」

「ふむふむ。吸血鬼とは、具体的にどう違うんですか?」

「伝承の吸血鬼はそんなに強くないし、ニンニクや杭が苦手だったりするけど、僕は太陽ですらなんともない。それに、僕はアンデッドのリッチじゃなくて、完全なる不老不死だから、神さえも僕を殺せない」

 存在力が桁違いに強いのが、邪王レオンだ。

 その代わり、拷問を受けると痛みでどうにかなりそうになっても、死ねない苦痛を味わうことになる。

 強く在れば、聖力による耐え難い苦痛もどうにかなる、わけではない。

 痛いものは痛く、苦しいものは苦しい。

 痛覚も神経も、どうにもならないので結界を強くするしかない。

 実験台にされないように、今まで以上に気を張っておかねばなるまい。


「地獄があるなら、天国もあるんですかね?」

 交換留学生の男子が顎に手を当てながら、真上を見た。

「いいところに気がついた。神々が住む世界、神界は存在する。天国とも呼ぶ。信仰している信者の数によって、大分力の差があるようだが」

 魔王がその質問に答えた。

「神族ってことは、神様とは違うんですか?」

「神族はオレの血脈に当たる者達だが、俺自身が神ではないからな。遠い未来で神として崇められるかもしれんが」

 人が死後、神として祭り上げられるように。

「神王は神族の王という意味で、神様の王様じゃないんですね。北欧神話のオーディン様みたいな」

「アメリカでは、トール神の方が人気ですよ」

「さまざまな作品で出現していますからね。トール神の分身が」

 クスクスと微笑する交換留学生達。

 アメリカンジョークだろう。


「神は基本的に干渉してこない。何か起きたときに、重い腰をほんの少し上げるくらいで。自由と言えば聞こえはいいが、無法地帯になりかねない。だから我々三王がその秩序になるのだ」

 と魔王が説明した。

 大役を任された三王。

 生めよ増えよと人口も増やした。

 今は初め存在していなかった女性もいる。

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