プロローグ
「貴方ってドブネズミに、苦虫を潰してぶちまけたみたいな苦い顔をしてるわね!]
『轟君っていつ見てもカッコいいね! 流石私の一番好きな人だよ!』
「何かな、なんで僕達だけを見てくれないかな? 僕が見えないのかな」
『むう! ダメだよ! 君は僕達のダーリンなんだから他の女の子を見ちゃダメだよ! 君と僕はいずれはおはようからおやすみお風呂の中トイレの中お墓の中まで一緒なんだから!』
「私……を……見て……ください……貴方……の為……なら……どんな……こと……でも……したい……です」
『轟困ったら俺に真っ先に相談しろよ! 命の奪い合いから万引きまでカバーしてやるぜ!』
「全くいつ見ても吐き気をもよおすゲロシャブ顔ね! あまりその汚物向けないでくれる」
『あううう、轟君いつ見てもカッコいいな、でもあんまり見つめないでくれるかな……恥かしいよう』
「ねえなんで僕達以外の女の子事褒めてるかな? 君には僕というハニーがいるんだよ! 君は僕達のモノなんだよ?」
『全くダーリンの目は僕達以外の女の子を見ちゃって浮気性なんだから、これは僕に釘付けにする必要があるね! 君の体は髪の毛一本お肉の一欠けら一つ全てが僕のモノなんだからね!』
「轟……君……暴力沙汰……は……任せて……ください」
『俺の家には日本刀、薙刀、仕込み杖、マシンガン、ライフル、ショットガン、ロケットランチャー、火炎放射器武器ならなんでもあるからいつでも貸すぜ?』
勇者召喚されて無事に帰ってきたんだけど。
幼なじみ達の心の声がやばいんだが……
そんなわけで開幕です。
ヒロインは一部設定が被っています。




