表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほろほろ鳥も夢をみる  作者: Miki Kukiri
68/68

俳句集:手毬座生誕 Ⅲ 








 蓮葉(はちすば)やたつたひとこと云へぬまま 





 蔦青きビルの早口言葉かな 





 青桐や崖沿ひにあるが居場處なり 





 萬緑やふるさとの空地しづかなり 





 青桐やとほき空のみ見てすごす 





 根無草 雨つぶうけて沈まざる 





 蓮葉(はちすば)をのけて息つく鯉の影 





 青葉山 無言のままにひと休み 





 茂邊(しげりべ)の川を北斗の星およぐ 





 ユッカ揺るる苑より眞晝へ下りゆく 





 あじさいの腐れし姿かくす雨 





 雨雲とふたごのごとき(うみ)眠る 





 (うきくさ)や旅の果てなる池にあり 





 (うきくさ)や波紋とかかはりなき姿 





 近道をして墓地をゆく梅雨の風 





 野心なく荷葉ゆれたる眞晝かな 





 梅雨空や家族と云へるひと遠し 





 五月雨や重き眠りは生臭し 





 五月雨の野を一両の電車去る 





 雨うくる湖景に校歌ひろがりぬ 





 さかんなる様みせつけて蓮揺るる 





 蓮の葉や象のお耳と子らが云ふ 








           つづく 






 


*茂邊とは森の端を意圖せる言葉なり。 




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ