prologue 最後っぽい?
プロローグ最後です・・・
エピローグにならないように気をつけます・・
ACT-3
「予想外の出来事ってボクからすれば現在進行形で予想外なんだけど???」
(元々私は元の星の意識体の欠片でしかないのだが、君と衝突の際むきだしの意識体だった為、君の意識とどうも同一化してる様だ・・・)
「同一化って融合してるってコト?」
(うむ。理解が早いな・・まぁ融合と言っても元々欠片だった私は完全体である君の意識に取り込まれて消えるだろうがね・・・)
(現に今も徐々に融合している・・後10時間くらいで私は君に取り込まれて消えるだろう・・・)
「消えるって死んじゃうの?元の星に帰れないの?」
(消えると言っても君に融合するだけで、記憶や記録そして私の能力は君に残せるだろう・・・そして元の星には今の私と同一の意識体がちゃんと残ってるから、今この時の記憶も記録も元の星の私の同一の意識体がしっかり記録しているよ・・死ぬのではなく分身が無くなる様な物だね・・)
「そーなんだ・・・・ってボクはどーなるのさ?」
(それなのだが・・実は私の隕石としての身体が消えた瞬間、ほぼ光速で君に衝突したのだが・・・その際君と融合し、そして地球の重力と月の重力場の位置の関係で加速してしまったのだよ・・・)
「ほぼ光速から加速って・・・???」
(そのささやかな加速でわずかに光速を超えてしまった・・・今現在も位置的には、すでに地球から4光年ほど離れてしまってる計算になる・・・)
「4光年って・・・もう帰れないのかなぁ?」
(さらに光速を超えた際に時空と言うか、次元や空間の壁まで超えてしまった様だ・・・幸か不幸か肉体を持たない意識体だけなので、苦痛や死を免れてはいるがね・・・)
「苦痛や死って光速で衝突ってだけで死んでるんじゃ?」
(それは私と丁度奇跡的な瞬間に意識が融合した為に、肉体は消滅したが意識体で存在出来ているのだ)
(現に加速感や触覚などの五感は無いに等しいであろう?さっきからの会話は君達で言う精神感応の様なもので会話しているしね・・・)
(それにすでに君はそんなに慌ててるワケでも焦ってるワケでも無いだろう?)
「そー言えば全然慌ててないし焦ってもいない?なぜこんなに落ち着いていられるんだろう?」
(それは私と融合した為に、意識体の精神が大きく、そして強靭になった為だよ。元の星の精神と、欠片である私の精神は同一体でもあるため、君は星の精神そのままを融合したに等しいからなのだよ・・・)
(そして寿命もかなり伸びているハズだ・・・なにせ私自体超新星からまだ10億年くらいしか過ごしていないしね。おそらく数百億年は生きれるだろう・・・もっとも精神を大量に消費すれば寿命も縮むだろうけど・・・)
「そんな長い時間宇宙を彷徨ってるだけなの?気が狂いそうだ・・・・」
(だから私が消えるまでのわずかな時間だが、能力のつくり方使い方をレクチャーしようと思っているのだが、構わないだろうか?記憶や記録は徐々に君のモノになって行くが、やはり最初は教えた方が良いだろう?)
そして意識体が消えてしまうまでの真雄の今後の運命が決まるレクチャーが始まった・・・
暫く凍結します・・・
プロットが纏まったらまた書くかも?