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嫌な予感

 今日は騎士である父さんが久々に休暇を取ってきてピクニックに行こうと言ってきた。

僕はふたつ返事で了承した。

僕が住んでいる村には大きな山がある。

頂上には大樹があり、そこからの景色がとても美しいのでよく通っていた。


翌日の朝、2人でピクニックに行く最中、珍しく団体客がいた。

季節に合わない黒いコートを羽織った集団だった。


山頂に着き、いつもの大樹に向かうと僕は違和感を覚えた。

大樹がないのだ。

不思議に思っていると急に青のドレスを着た女性が話しかけてきた。


「君の名前はなんだい?」


「名前?」


僕は不審に思いながらも名前を答えた。


「僕の名前はエドワードだよ」


「そうかい」

「わたしはエリザだよ」


僕はその名前を聞いたことがあった。

4人の魔法使いが協力して悪い魔法使いをやっつける、僕が大好きな絵本。

エリザとはその悪い魔法使いの名前だ。


少しの沈黙が流れた後、父さんが僕を呼びにきた


「エドワード あっちで昼飯にしよう」


「うん」


僕は返事をして父さんの方へ向かった。


「君の名前はなんだい?」


エリザは父さんにも同じように名前を聞いた。


「私はヨハネス騎士団所属のウィリアムです」


「そうかい」


「私はエリザだよ」


父さんはその名前を聞くや否や剣を構えた。

それと呼応するかのようにエリザはどこからか杖を出した。


一瞬のやりとりの後に僕が見たのは左腕がなくなっている父の姿だった。


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