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ユウシャと魔王教習所にて

現在俺は剣術スキルの教習所から出て魔法スキルの教習所に向かったオーマちゃんを追って走っている。

まぁ、教習所なのでフィールドで倒された時のようにレベルが2ダウン所持金半額と言う重いデスペナルティは無いんだけど、魔法を使うのにはコツがいるのでそれを説明するために俺はオーマちゃんを追いかけてる訳だ。


剣技等は心の中や実際に口の中で叫ぶだけで発動するが、魔法は明確にどういう動気をするかイメージしなければ発動しない。

だから、オーマちゃんには簡単にイメージの練習をしてから教習所に行って貰いたかったけど…追い付いた時にはオーマちゃんは既に手続きを終わらせ教官と対峙していた。

って、早っ!歩くの早いし手続きするのも異常に早くないか!取り敢えず俺は観客席にて観客だな。


「我としては教習等は必要ないのだが、何事も確認は必要だからな。許す全力で我に掛かってくるが良い」

「いえ、教官は私なんですが…何故貴方が偉そうに振る舞ってるんですか……?」

そして、オーマちゃん偉そうだな。確かにローブ姿でナヨッとしてて気が弱そうな細身の教官よりも自信満々なオーマちゃんは教官と言うか魔王とかのラスボスぽいっ!


「掛かってこないならこちらから行きますよ?『炎よ…我が敵をその身で包めエンカ』」

何時までも攻撃を仕掛けないオーマちゃん。教官が魔法を使うために必要な力ある言葉を唱えると、最も基礎的な魔法である拳大程の炎の玉がオーマちゃんへと向かって行く。杖を持ったまま棒立ちだし、最初の教習は失敗カナ?

まぁ、それならそれで手取り足取りアドバイスをグフフフ


「ホワッツ?」

「貴様我は言ったな?全力で掛かってこいと…それが貴様の全力か?」

えっと?教官が変な顔をしてるのは、気持ちが良く分かる!

だって、レベル1の魔法職が杖で虫を叩くようにしただけで魔法を教官の顔スレスレに打ち返したんだから!


「でも、今ので剣技の教習所からここまでオーマちゃんに追い付けなかった理由は分かった…分かったけど…レベル1で覚える魔法じゃねぇ」

エンカを打ち返した時杖やオーマちゃんの手足は魔力で、覆われていた。

アレは魔法職がレベル10で覚える強化魔法だ。

これを自分に使うと身体能力が上がり、道具に使うと強度や鋭さが増す。


とは言え強化魔法は自分以外に掛けるときは難易度が増すし、レベル1の魔法職が俺に追い付けない位パワーアップするなんて…ドンだけ何だよ?

「それと…オーマちゃん何と言うか魔王みたいな風格増してませんか?ロリなのに!貧乳のに!ツルペタなのに!」

おっ、何かオーマちゃんから熱い視線が…あれ?何故か寒気がする…


はい、本日続いての三話目です。残りの投稿予備は一つ。ノリだけで生きるのは止めて計画的に投稿をやろうと決めて二日。計画なんてノリで捨てました。


良ければ評価やブックマーク、コメントをしてくれたら作者のヤル気になります。

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