漫画友だち「文フリ短編小説賞3」
ちょっと大人のケータイ小説で発表したものの転載です。「文フリ短編小説賞3」
漫画友だち
第一章
竹宮恵子
と萩尾もと望都にはまった少女時代だけど、女子でそんな仲間はいなくて、
唯一男子でマンガ少年を読んでいる同級生が話せる仲間でした。
クラスでは浮いている二人になりましたが、特別な人間というように思えてより、二人の意識が深まったように感じました。担任は独身の女の先生であんたら、友達はいるの?なんて言われました。心配してくれてたんでしょうね。
私は彼がいれば、十分でした。彼も、話せる仲間として大切に思ってくれていたみたいでした。