ダンジョンの森
子猫ちゃんにまたもや逃げられたキースこと魔王の副官(自称)のグリフォンは途方に暮れているようだった。でもまあ、ほっといて僕はのんびりやるかな。
「りー、お茶でも飲もうか。」
「ほっといていいの?」
「うーん、どうせ僕はダンジョンから出れないし、なにかあればエルフちゃんが連絡してくれるでしょ。」
「それもそうね。じゃあお茶いれるわねっ。」
僕は呆れるぐらい楽観的に考えていた。
「サイキン マチのフキンノ マモノガ フエテイルト ウワサニナッテイマス。」
情報収集用のゴーレムが教えてくれた。なんなんだろう。ダンジョン成長の影響なのかなあ。まあ、町には結界をこっそり結界をはってあるし、魔物が入ってくることはないと思うんだけど。
「ちょっくら見に行くかなあ。」
「はーい。」
最近、りーはそこまでツンデレじゃない気がする。すなおなリーもかわいい。僕が子猫ちゃんをかわいいかわいいって猫かわいがりしているから、ツンデレしてても良くないと思ったのだろうか。
そんなこんなで、ダンジョンの町の外の森まで転移した。以前はフォレストウルフをちらほら見かけるだけだったんだけど、微妙に違う種類が増えている。トロールやら、ガルーダやら。これってかなり危険なことになってるんじゃないかね。
でもダンジョンが生み出している魔物なら僕が設定できるはずだよね。あとで調整しようか。でもそれだけじゃない可能性もあるか。例えば近くに強い魔物が現れて、比較的弱い魔物が逃げてきたパターン。そうなるとちょっと解決がやっかいだなあ。
キースにでも依頼するかな。魔物のことは魔物同士で解決してほしい。
というわけで、僕達は再びマスタールームに転移した。




