プロローグ 2
「とりあえず、説明に入りますね!」
そう白い光は話始めた。ようやくするとこんな感じ。
・ここは5階層からなるダンジョン。
・ダンジョンはそれぞれの階層ごとにいろいろな魔物が生息している。
・魔物は倒しても再び自然発生する。
・ダンジョンポイント(以下DP)を貯めるといろんなことができる。
・DPはダンジョン内にいる魔物や人間を倒すことで手に入る。
・管理人はダンジョンの一室を魔物に貸与することができる。家賃は魔力で徴収しDPに変換する。
・ダンジョンコアというものは存在しないため、それを守る必要はない。
・管理人は不老不死の存在である。そのため討伐もされない。
なんてやさしいダンジョンなんだ。ダンジョン経営ってだいたい命を狙われながらするもんじゃないのか。人間を殺さなくてもダンジョン内の魔物を倒せばDPが貯まるなんておかしくないのか。しかも倒したら自然発生するとか。どう考えてもおかしい。うまい話すぎて逆にあやしい。でもまあいいか。
主人公は問題を放り投げた。
「話はだいたい分かったよ。とりあえず僕はなにすればいいのかな?」
「そうですねー。何してもらってもいいんですが、まずは今、空き部屋が5つほどあるので、入居者を募集してもらいたいです。」
「なにそれ、どこのレ○パレス?」
そんな感じで、僕の管理人生活は始まった。