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ダンジョンの管理人さん  作者: 子羊
ダンジョンの管理人始めました
1/81

プロローグ 1

 ダンジョンといえば、危険なもの。冒険家たちが命を懸けて、夢のために。あるいはただ単にその日の生活のために潜っていく。人によっては出会いを求めたりするのかもしれないけれど、そんなことは自分に関係ない。そういうものだと思っていた。



「ここはどこだろう?」


 気がつくと、とある一室にいた。そこには何もない。10m四方ぐらいの部屋だろうか。


「うーん、なんで僕はここにいるんだ?」


 答えても誰からも返事があるわけがない。


「はじめまして、あなたにはここの管理人をしてもらいたいと思っています。」


 ふいに後ろから声が聞こえた。


「このダンジョンの管理人。それがあなたです。」


「はあ?管理っていったいなにをすれば・・・。」


 そう言いつつ、僕は後ろを向いた。そこには誰もいなかったけれど、バスケットボールぐらいの白い光が宙にぷかぷかと浮いていた。


「あなた、意外と冷静ですね・・・。普通はもっと驚くんですけど。」


 言われてみれば確かにそうだ。昔からなんでもそのまま受け入れるタイプであったけれど、この状況に驚かない自分はどうかしている。あれ、昔から?昔っていったいなんのことだろう。まあいいか。



 そんな風に、主人公はなんでも「まあいいか。」の一言で済ませるタイプだった。

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