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プロローグ 1
ダンジョンといえば、危険なもの。冒険家たちが命を懸けて、夢のために。あるいはただ単にその日の生活のために潜っていく。人によっては出会いを求めたりするのかもしれないけれど、そんなことは自分に関係ない。そういうものだと思っていた。
「ここはどこだろう?」
気がつくと、とある一室にいた。そこには何もない。10m四方ぐらいの部屋だろうか。
「うーん、なんで僕はここにいるんだ?」
答えても誰からも返事があるわけがない。
「はじめまして、あなたにはここの管理人をしてもらいたいと思っています。」
ふいに後ろから声が聞こえた。
「このダンジョンの管理人。それがあなたです。」
「はあ?管理っていったいなにをすれば・・・。」
そう言いつつ、僕は後ろを向いた。そこには誰もいなかったけれど、バスケットボールぐらいの白い光が宙にぷかぷかと浮いていた。
「あなた、意外と冷静ですね・・・。普通はもっと驚くんですけど。」
言われてみれば確かにそうだ。昔からなんでもそのまま受け入れるタイプであったけれど、この状況に驚かない自分はどうかしている。あれ、昔から?昔っていったいなんのことだろう。まあいいか。
そんな風に、主人公はなんでも「まあいいか。」の一言で済ませるタイプだった。




