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第二話

よろしくお願いします。


泉の水を飲んでから体の調子がよく精神的にも落ち着いたので私に何が起こったかを再確認みるか?


1.私の容姿は前とは違う


2.地球ではあり得ない光景


3.不思議な泉


4.前の「能力」がこの体にも受け継がれてしまったという可能性


4以外でここは地球ではなく別の世界かもしれないこと

そして私が地球で死にこたらの世界に転成?してもあの痛みがあるから4の可能性は捨てられない。


「しかし記憶が少し欠けてるからといっても前世の記憶を持ちながら転成はできるのか?」


このことについても謎だな。


一時間近く迷っても答えが出ないのでそろそろこの場所から動こうと思う。体の調子いいうときに行動しないと動けなくなる可能性があるからだ。


「でもあの痛みは「能力」を使ったり少し激しい運動をしなければでないしな。」


といっても普通に生活するだけでも熱などが出て寝込んでしまう時があったが……


「さてどこに行けば人に会えるか?」


見渡す限り木、木、木…方向がわからないし町がどこにあるかもわからない……


「絶望的だな」


そう言いながらも楽しそうに小枝を拾いそれが倒れた方向に行こうと考えた。

小枝が倒れた方向は神々しい雰囲気の木が集まっているところだった。


「いやー、逆方向の禍々しい方にならなくて良かった」


なぜかそっちに行くと命懸けじゃないと危ない気がした。


「さぁーて、楽しい探検始まりだー‼︎」


精神が肉体年齢に引っ張られているこに気付かずに森の中へ姿を消した。


………………………………………


もうかなりの距離を歩いたが森をぬけられないでいた。途中見たこともない果物を食べてみたり、大人を丸呑み出来そうな肉食植物に遭遇したりと私の中ではほぼ異世界だと答えを出していた。


「オオカミみたいな獣が植物に食べられている光景はとてもグロかったな〜」


ちょっとトラウマになりかけた。


「しかしあの泉の水を飲んでから体の痛みもないし…もしかして‼︎もう完pe


ドカァァァァァァァァァ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎


え?…」


突然、何かが爆発するような音と爆風にも等しい風が私を吹き飛ばしました。

数メートル吹き飛ばされたけど着地は完璧ともいえるくらい衝撃を体に与えない動きだった。


「ちょ…今のは何なに?」


ワオォォォォォォ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎

グガァァァァァァ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎


こんどは、オオカミみたいな声とドラゴンっぽい声が聞こえた。

普通の人ならならこの雄叫びで意識を失うか動けなくなくのだが……


「えーと、あっちに生物がいるということは何か情報があるかもしれません‼︎」


生物がいるから情報があると言っているがただ単にどんな生物が戦っているのか興味がるといった感じて嬉しそうに声がした方向に元気よく向かった。


………………………………………


木が薙ぎ倒され地面には巨大なクレーターが幾つも出来ていた。


(やばいかもしれない。先ほどは興奮して判断を間違えてしまった。)


来たことを後悔してはいるが気配を消して木の影から覗きその生物を見る目はキラキラとしているためその外見はもう完全に美幼女にしか見えない。


その瞳に映るのは、二体の魔獣?しかしどちらも血だらけで地面には倒れている。

あちこち剥がれてはいるが真っ黒な鱗で覆われ四つの足に背中には一対の翼。

まさしくドラゴンですよ‼︎

でも喉を噛みちぎられてもう生きてはいないようだ。

もう一体の方に私は見惚れていた。

血が付いてはいるが銀と金色の毛で覆われた全長5〜6メートルはあるか高さは3メートルくらいのオオカミ。フェンリルと呼ばれている魔物だったか?なんかの本で読んだ気がするが……………


(これは、どちらも生きてる時に見たかっ

たものだ。ここにいては血の匂いで他の魔獣が寄って来るかもしれない。残念だがこの場所を離れよう)


魔獣たちに背を向けて去ろうとしたとき……




《おい、そこに隠れている人間よ》




ドキっと心臓が止まるかと思いながらも誰が私に声をかけたかを探ろうとしたがすぐにわかった。


《そうだ、お主だ》


さっきまで倒れていたフェンリルが顔だけこちらに向けて私に話し掛けてきたのだ。


「私に何かご用でしょうか?」


ちょっと緊張しながも前世で鍛えた覇気を使い話返した。


《ほぉ、その年でそれ程の覇絶(ハゼツ)を使えるのなら天水(テンスイ)を飲めたのも頷ける》


「ハゼツ?テンスイ?それはなんのことでしょうか?」


私はフェンリルの言っていることが理解できなく混乱していた。


《む、やはり人間は知らんか……しかしお主の体は天水で一時的に治っているが既にその身に宿る「能力」で破壊尽くされているな》


「な⁈」


今まで誰にも見破られたことがないことが簡単に見破られことにより警戒心を上げた。


《そう警戒心しなくても我はもうすぐ死に逝く身……だが天水すら耐えられる身体をここまで破壊している「能力」とは一体?》


どうやら「能力」を持っていることしかわからないみたいだ。それで少し安心する。


「で、私に何か用があったのでは?」


私は、このフェンリルにいろいろ聞きたいがどうやらもう時間ないみたいだから話を戻した。


《そうであったな…お主に我の子を預けたいと思ってな….…しかし預けるもなにも我はこのまま天界に行きこちらにはもうもどれないがな…だからお主に我の子が自力で生きていけるまで守ってもらいたい…》


フェンリルの力だろうが銀と金の色のタマゴが浮いて私の目の前に静かに置かれた。


「まだあって間もないのに私に預けていいんですか?」


このフェンリルはとんでもないことをサラッと言うからすぐに頷いてしまいそうになってしまった。


《ああ。天水を飲める条件の一つに悪しき者は飲めぬというものがあるからな。だからお主で大丈夫だ‼︎まぁ〜他にもあるがな》


私が飲んだ水は、泉の水だけならばあれが天水なんだろう。

…しかしここまで信用してくれる相手に無理だとも言えないし私にはメリットでしかないならば答えは……………


「わかりました。お預かりしましょう」


私はフェンリルにお辞儀した。


《そうかそうか、預かってくれるか。我の子はお前にとっても助けになるだろ……そしてお主が天界まで来れればまた会える…その時に我の子も連れて来てくれ……また会えることを楽しみにしている……》


そう言い残し緑色の光に変わって天に昇っていった。



次回は戦闘そして…⁈


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