7話 店と目標
全然文字数管理できませんでした本当に申し訳ございませんでした
【前回までのあらすじ】
水魔法と風魔法、そして音撃魔法によって完璧な洗濯を習得したリュウト。
その腕前はあきれていたカルマを認めさせるほどだったのであった…
「俺、洗濯屋として店を出そうと思う。」
「馬鹿なこと言ってないで洗濯の手伝いしてよ。」
開口一番に否定するとはいい度胸してんな。
「いや、この前はお前プロ並みとか言ってたじゃん、だから店だそうと思う。」
「腕は経っても経営について無知じゃ何にもなんないよ。」
うーん、一理どころか百理はあるね。
「そんなもんやっていったら分かるようになるんだよ、分かる?」
「分かるけど分かりたくないね。」
「まあそういうことだから、店に使えそうな物件探してくる!」
「どういうこと!?あと、そんなお金ないでしょ!」
さっきから正論でタコ殴りにしやがって。
その通りではあるんだが。
だが、俺には秘策がある。
「賃貸でローン組んでくる!」
「勝手にローン組まないでええええ」
俺は宿屋を飛び出した。
「こちらのお部屋なんてどうでしょうか?そこまで古くないですし、価格もお手頃ですよ!」
俺は不動産屋に来ていた。
「ほうほう、一か月8万クラウンか、って8万!?この一軒家が!?」
いや、この価格日本じゃ賃貸のアパートくらいしか買えんぞ?
俺はもう一度職員が指す物件の要項を見る。
家賃:月8万3000クラウン
様式:二階建ての一軒家
あほほどざっくりしてる。
まあそんなことはどうでもいい。
一軒家が8万、しかも2階建て…?
破格すぎんだろ。
そんなこんなで俺はこの物件を選び、無事住居兼店を確保したのであった。
なお、この後カルマに1時間説教を食らった模様。
「よし、店の準備はこんなもんだろ。」
「意外とあっさり終わったね。」
準備といっても桶とかの備品をそろえるだけだからな。
「あとはこの看板をっと」
『魔法洗濯店』
我ながら地獄のようなネーミングセンスだ。
俺は看板を一階の屋根に取り付ける。
「これで営業ができるね!」
「そうだな。人が来てくれるといいんだが。」
営業開始から3時間後…
「なんでこんな長蛇の列が??」
「俺に聞くな。口動かす暇があったら働け。」
俺たちの店は大繁盛どころの騒ぎじゃなかった。
町の人たちはみんな少なからず衣服の汚れには困っていたようで、開始早々行列ができていた。
俺たちは一回あたりの価格を考えたところ、500クラウンほどが妥当だという結論に至ったのだが、それはみんなから見たら破格だったようだ。
「さすがにここまでとは思わなかったね~」
「そうだな。」
俺たちは今日の営業を終え、店の二階で休んでいた。
「でもさ、僕たちって一応冒険者の部類に入るんだよね?パーティーメンバーっていうくくりってことは。」
こいつ、今まで俺が見て見ぬふりしてきたことを。
「ということはちゃんとそっちの仕事もやらなきゃだよ。」
「はい、申し訳ございません。だが、具体的に何を目標にするんだ?」
「そりゃあもちろん、魔王討伐でしょ!」
魔王。
急に異世界っぽい響きだな。
やっぱりこの世界にも魔王がいるんだな。
「いや、無理だろ。俺がめっちゃ強かったらまだしも、俺ゴブリンに殺されかけるようなカスだぞ?」
「適正も風はいいんだけど、もう一つが音撃だもんねぇ…」
そう、俺の魔法適正はカスなのだ。
そんなやつが魔王なんて倒せるわけがない。
「でも大丈夫!僕がいるもん!」
「カルマがいたところでなんも変わんないだろ。」
「そんなことないよー!だって僕、元王都直属魔術団の団長だよ?」
「は?」
王都直属魔術団!?
なんだそのあきらかに強そうな名前は。
カルマってそんな強い魔法使いだったのか。
ん?
っていうことは、地位も相当高いってことになるよな…
冷や汗が体中に吹き出ているのを感じた俺は、
「今までため口だったのは謝るのでどうかお許しいただけないでしょうか。」
華麗な土下座を見せたのであった。
なんかどんどんよくわからん展開になって行ってる気がするのは気のせいと信じたいです




