10話 新たな仲間と依頼
急いで書いたのでミスがいつもより多いかもしれません。すいません。
【前回までのあらすじ】
休日にカルマに半ば強制連行されて王城にやってきたリュウト。
そこでクランツという王国の宰相に娘を預かってほしいと言われ…?
「今日が例の娘さんがうちにやってくる日だね!」
「そうだな。宰相の娘さんだから丁重に接しなきゃだぞ。」
俺は、いかにも楽しみって顔してるカルマとは真逆の不安で死にそうな顔をしていた。
これ以上世話しないといけないやつが来たら詰む…
頼む!まとも枠来てくれ!
「あ、馬車が来たよ!」
「ん?ほんとだ。随分と立派な馬車だな。」
まあ貴族だしこんなもんか。
その馬車は店の玄関で待っていた俺たちの前に泊まり、中から一人の少女が降りてきた。
そして、
「こんにちは、お二方。私はドルント・メロルと申します。これからよろしくお願いします。」
まとも枠きたあああ!!
俺は心の中で渾身のガッツポーズをした。
これで負担が減る…。
「僕はカルマ。よろしくね、メロウ!」
「ちょっ、呼び捨てはさすがに失礼だろ…」
「ふふっ、構いませんよ。」
「そうですか?」
「ええ。でもその代わり、私も敬語じゃなくてもいいでしょうか?」
「あ、そうですね。もう仲間ですし、ため口にしましょう。では、俺の名前はリュウトだ、よろしく。メロウ。」
「よろしく。カルマ、リュウト。」
貴族ってこんな砕けた口調でしゃべれるんだな。
「さっそく上がってよ!お店と家紹介したいし。」
「そうだな。立ち話もなんだし中に入るか。」
「お邪魔しまーす。」
「うし、内装の説明はこんなもんかな。」
「ありがとう。」
「自分の部屋は好きに使っていいからね!」
「そうさせてもらうわ。」
家を紹介するだけでもまあまあ疲れるな。
今日は店も休みにしてあるしこのまま夜までゆっくりしようかな。
「あ、そうだ!リュウト、せっかく新メンバーが入ってきたんだし依頼受けに行こうよ!」
こいつはなんでこうも俺の思考とかみ合わないのか。
だが、今日はこれまでとは違う。
普通、パーティー結成初日から依頼に出かけるなんてことはまずないはずだ。
だからメロウも断ってくれるはず。
「依頼!?ぜひ!ぜひ行きましょう!!」
そんな俺の期待はわずか3秒で打ち砕かれたのであった。
「オーク討伐なんて久しぶりだなあ。楽しみだね。」
「私は初の依頼だからちょっと緊張するけど、確かに楽しみでもあるわ!」
俺たちはまた西の森に来ていた。
今日は俺とカルマはできるだけ攻撃しないでメロウのサポートに回るということになった。
そのほうがメロウのためになるだろう。
そんなことよりあいつら二人の思考回路どうなってんだ。
戦闘が楽しみ?
頭おかしいんじゃないか?
どこぞの戦闘民族じゃないんだから。
そんなことを考えていると、進行方向になにやら気配を感じた。
「来るね、二人とも気を付けて!」
「おう。」
「ええ。」
「グルルルルル…ギャアアアア!!」
草むらから飛び出してきたのは体調2.5mほどのでかい二足歩行の豚。
こいつがオーク…でっか。
「僕が動きを止めるから、メロウはその隙をついて。」
「分かったわ。」
『ウォータープリズン』
カルマによって作り出された水の檻は見事にオークを封じ込めた。
あいつ何個魔法使えるんだよ。
まあそんなことはどうでもいい。
ここからメロウがどうするか、だ。
「行くぞ!」
そういうとメロウは腰に隠してあった二つのダガーを取り出した。
ダガー!?
すっげえかっこいい。
『トレンチャントベヨネット』
メロウがそう唱えた瞬間、ダガーが赤いオーラを放ち始めた。
かっこよ!
そしてメロウはすぐさまオークに走り寄り、
「はあああああ!」
と格闘家顔負けの気概でオークを八つ裂きにした。
いや、怖っ。
「すごいねメロウ!初戦闘でこれはすごいよ!」
それを見たカルマが声をかける。
「本当?ありがとう!」
はたから見たら微笑ましい場面だが、あの戦闘狂の一面を見せられている俺からしたら化け物同士の会話にしか見えない。
はあ。
せっかくまとも枠が増えたと思ったのに…。
これからの生活を考えるだけで寒気がするからもう考えないことにする。
「二人とも、オーク討伐は終わったんだから耳だけいただいて帰るぞ。」
「「はーい。」」
今日はほかのモンスターに襲われることはなかった。
よっしゃあ!
文字数管理はあきらめました。許してください。




