新生CRISISメンバー登場
「ふふっ、遂に全員揃ったな……」
ショウマはラスボスが座りそうな、邪悪さと高級感のある椅子に座りながら、不敵な笑みを見せる。
頬杖をつきながら足を組み、口元でニヤリと笑みを見せている。
深く被っていたフードをショウマは脱ぎ、己の顔を晒すと同時に立ち上がった。
「招集に答えてくれた事、誠に感謝しよう…」
彼が感謝の言葉を述べると同時に、彼の目の前には5人の配下が膝を着き、頭を下げていた。
「MasterMindの忠実なる配下が1人『Avenger』ただいまここに帰還致しました…」
「同じく、至高たるMasterMindの忠実なる配下『Insurgent』帰還しました…」
「我らが崇拝し、至高たる御身の前に我…『Destroyer』招集にお答えして、参りました…」
「世界の統括者にして掌握者であるMasterMindの前に…『Observer』ここに…」
「偉大なる我ら御大将のご命令に従い『Assassin』ここに見参致しました……」
うーん、こう言うのやっぱり最高。
全員、僕に対して頭を下げてカッコよく自己紹介的な事をしている。
こう言うのだよ、やっぱり。
異世界って。
しかも、あるあるな女の子だけじゃなくてロボットもいるし男もちゃんといる。
こう言うので良いんだよ、こう言うので。
やはり全員揃ってこその『CRISIS』だ。
更に追加のメンバーである、
『Avenger』
『Insurgent』
『Destroyer』
『Observer』
『Assassin』
の全員が揃った。
一応、皆について少しだけ語らせてもらおう。
◇◇
「お久しぶりです、我が主。久方ぶりにお会い出来て光栄です」
「僕もだよ、久しぶりだね。顔を見たのは」
グレーのストレートヘアにメガネ、そしてイケメン。
若干顔色が悪いのはいつもの事。
彼の名は『Avenger』本名は『シュバルツ・ゼ・クェルフィング』何て長い名前なんだろうか。
少々複雑な経緯を持ちながらも『CRISIS』を支える忠実な配下だ。
年齢は現在20歳、そして僕は今15歳。
加入時期は初期メンの8人に比べると、少し遅めだが加入時期等、この組織ではどうでも良い事だ。
聖騎士風の皮鎧に身を包む彼の姿はさながら、素晴らしいの一言に尽きる。
長剣と盾の2つを駆使した白兵戦を得意とし、魔法を簡単に使用する。
オーソドックスなキャラって感じだね。
しかも雪貞と双璧をなす程にイケメン、更にメガネ掛けてるし。
爽やかで優しく、律儀で博識な人間。
頭脳戦や作戦立案も出来ると言う完璧っぷり。
何だよこれ、チートかよ……。
「それで?全員呼んだんだ。美味い話があるんじゃないのか?」
「勿論だとも、君が望む様な面白い話がある」
彼女の名は『Insurgent』本名は『オルタニア・ヴェスティンフルズ』
皆からの愛称は『オルタニア』ではなく『オルタ』だ。年齢は19歳。
ジャックに続く、この『CRISIS』におけるケモ耳ポジションキャラだ。
言っておくが、これは非常に重要な要素だ。前にも言ったかもしれないが。
ケモ耳は正義だ!
と言う事だ。彼女もケモ耳ポジションと言う事なので、勿論の事ながら獣の様な耳を頭部に生やしている。
ジャックは狼寄りな感じな耳だったが、オルタはどちらかと言うと猫寄りなケモ耳と言う感じだ。
尻尾も何でか知らないけど猫又みたいに2つに分かれてるからね。
まぁ可愛いから良しとしよう。ツンツンした感じの尖ったロングヘアも可愛いし。
そして、鋭めの目に荒っぽい性格。しかもこれに加えて白髪。
何だろう、この可愛い女の子は。
まぁヴェイザー並に露出多い服着てるから何とも言えないけど。
思いっきりTバックのせいでお尻見えてるし、ビキニアーマー風の装備のせいで体のあちこち見えてるし、まぁ肉付きは非常に良いので許すけど。
腹回り細いし、胸も結構大きいし、安産型の良い尻だし、腰周りも綺麗だし、完璧だよこのケモ耳っ娘は。
「MasterMind様、この度は私をこの場に呼んでくれた事に感謝致します」
「何言ってるの、仲間だから当然じゃないか」
いつの時もロボットはロマンの塊だ。目の前に立つこのロボットだって同じ事だ。
彼?の名は『Destroyer』僕が付けた名前は『サブナック』年齢は流石に分からない。
サブナックも言わば、ニクスやディープと同じ様な存在と僕は思っている。
簡単に言おう、サブナックもニクスやディープと同じ様に人工知能を持つオートマトンだ。
しかし、その姿はニクスの様な愛らしさやディープの様なスタイリッシュさは感じられない。
不気味に光る赤色のモノアイに、鹿やトナカイを彷彿とさせる2本のアンテナ。
ニクスやディープより若干大型の体に黒色と灰色が基調となったフォルム。
正に悪役のロボットの様な見た目をしている、それがサブナックだ。
難しい人向けに言うと、要するに悪役ガンダ○って訳。
更に、サブナックはこれだけではない。
製作された時期はニクスやディープよりも後の為、性能は二体に比べると高く設計されているのも特徴だ。
ニクスは四輪式戦車に変形していたが、サブナックの場合は六輪式戦車に変形する事が出来る。
変形時の戦車姿も厨二病心を擽る様な、素晴らしい姿をしている為、僕としては必見だ。
しかも、人を乗せる事の出来ないニクスと違ってサブナックはやろうと思えば1人ぐらいなら乗っける事も出来る。
後、意外だけど性格は凄く冷静な性格だ。
基本的に落ち着いてるし、あまり感情的になる事もない。言っちゃうと、冷酷な人って感じだね。
敵には基本的に容赦ないし。
「MasterMind、これはまだ始まりに過ぎない……そうだろ?」
「あぁ、勿論…これはまだ序章の様な話だ…」
男の質問に、MasterMindは素直にそう答えた。
その男の名は『Observer』またの名を『スリフコ・マクナロフ』と言う。年齢は21歳。
残念な事にこのスリフコ・マクナロフと言う名前は偽名だ。
正直な話、僕も彼の本名は未だに分かっていない。
本人も教える気は無い、らしい。
素性を明かしたくないのか、それとも名を明かせない理由があるのか、はたまた名前なんて無いのか。
分からないが、僕は別に兎や角言うつもりはない。
名前明かさなかったから、と言って撃ち殺す訳でも無い。
それはあまりにも理不尽過ぎる。
第一、この場にいる人間やロボットは過去に何かしらの事情を抱えている事が多い人が殆どだ。
話したくないのなら、無理に話す必要性はない。
それぐらいの余裕だってあって良いのだよ。
さて、紹介に戻ろう。
スリフコ・マクナロフ、僕でも分かっている事は非常に少ない。
精々分かる事と言えば、ツーブロックヘアな事や髪は黒色にメッシュの入った緑色。
服装は前開けのサイバー風ジャケットで基本的にはジャケットのポケットに手を突っ込んでいる事が多い。
能力は何と言っても、この組織随一の監視能力やハッキングスキル等に長けていると言う事だ。
ステルスシステムを搭載した偵察、攻撃、監視を可能としたドローンや局地に対応した無数の小型探索機。
それが彼の最大の武器だ。
基本的に彼は戦いの場に出る事はない。
彼の主な役職は後方での偵察や監視に情報入手が主な為、戦いの場に顔を見せる事は決してない。
恐らくだが、この『CRISIS』の中での戦闘能力は最低クラスだろう。
一応、多少なりとも戦闘技術は持っているが他が異常過ぎる為最低レベルだ。
だが彼の持つ本当の力は、他の者では決して真似出来ない力だ。
ただ単に全員が戦えれば良い話では無い。
『CRISIS』とはそう言う組織なのだ。
簡単に訳せば、ミディアと同じサポートが得意な人員と言う事だ。
「御大将殿、本日の招集。心より感謝致します…」
「相変わらず、気配は消していたな。ま、僕は分かってたけど」
実際、彼女は気配を消していた。
常人なら決して悟る事の出来ない様な、完成された気配消しだ。
しかしながら、それは僕には通用しないけどね。
ショウマの言葉に女は、
自分もまだまだです、と何処か感心した様な表情で答えた。
彼女の名は『Assassin』本名は『如月庵』年齢は18歳。
俗に言う、くノ一、女忍者だ。
そして『Saber』こと紫苑とは親友柄らしい。
どうやら、代々如月家は昔から五十嵐家に仕えていたらしい。
だから仲がとても良い、らしい。2人の家柄の話なんてどうでもいいんだけどね。
話が逸れた。
彼女は『くノ一』と言う事もあってか暗殺、潜入を強く得意としている。
主な戦闘方法は暗器による意識外からの暗殺が主で、正面きっての戦闘と言うよりはステルスキルを得意としている。
更に変装、潜入も得意としており斥候や直接偵察を得意とするディープと双璧をなす程の実力を持っている。
これだけでも充分賞賛に値するが、彼女の魅力はこれだけでは無い。
何と言っても、くノ一だからだ。
女の子の忍者って、何か良い。
何か、良いんだよ。
少しエッチな感じの衣装は非常に扇情的でスリットの入った服から見える美しい太腿と和風ニーソックスは心に来るモノがある。
口元を布で覆い隠している点もポイント高いし、簪を付けている所も非常に良い。
紺色の髪にポニーテール、そしてヴェイザーに負けず劣らず育っているおっぱい。
しかもくノ一衣装がより美しさと扇情さを際立たせている。
この時点で、もう素晴らしいのですよ。
取り敢えず、最高。(語彙力皆無)
こんな可愛い子を仲間に出来るなんて、最高だ。
そう思い、僕は今回も心の中で1人ガッツポーズ。
◇◇
「さて、そろそろ始めるとしよう……」
「へぇ、何を始めるんだい?ショウマ……」
「MasterMind様、どの様なご指示でも……我々は全力を持って実行致します…」
「まずは前座だ……王都壊滅の前哨戦に、イージス魔法学校と……」
ショウマは厨二病心を全開に引き上げる。
異世界と言う最高の舞台、踊り狂うかの様にその舞台は華々しく狂いゆく。
ならば、答えは一つしかない。
「全生徒と教師陣を排除する……」




