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第六十二話 商品会議

「という訳で何かしらの対応案が欲しいんだ。」


俺は今日の街であった事を皆に話した。


「なるほどねえ・・・それは確かにどうにかしないといけないねえ。」


「そうなんですか?十分売れて稼げてましたし、そこまで気にしないでも良いんじゃないですか?」


レオンがそんな生温い事をのたまっている。現実というものを教えてやるとしよう。


「レオンよ。稼いだ金は家や食費等で大分消えている。そして今後の稼ぎが期待出来ないという事は

 そういった物にかける金が無くなるという事だ。つまり・・・肉等食えなくなるという事だ!」


「ええ!!嘘ですよね!?大変じゃないですか!」


「そうだ。だから対応案を出さないといけないんだ。」


「はい!僕頑張って考えます!」


うむ。無事にレオンも危機感を持ってくれたようで何よりだ。


『村の皆さんに売った資金は丸々余っているはずですよね?』


『ああ。それにグリズリーの肉なんてシュウがいくらでも取ってこれるだろう?』


外野が何か言っているが無視だ。このままだと俺はただの木こりに逆戻りなんだぞ。


もっと危機感を持って欲しい。


「はい!師匠!」


「お。何だ?ベルーナ。」


「はい。師匠の力でアイアラン商会を消してしまえば良いと思います!」


おい・・・何だこの物騒すぎる子は・・・。というか何でうちにいるんだ?


「師匠と弟子は常に共にあるべきでしょう!」


そ、そうか・・・・。まあ良いや考えてくれるなら。物騒なのはいらないけど。


「とにかくそんな無茶苦茶なのは駄目だ。こっちが店をたたまないといけなくなる。」


「師匠なら一切バレないと思います!」


そりゃバレないように出来ると思うけどもさ・・・。この子生まれる世界間違ったんじゃないの?


「はい。」


お、真打の登場だな。頼むぞアンネしっかりとした意見を皆に聞かせてやってくれ。


「安価で買える新商品とこちらも大通りに店を出しなおすのはどうでしょうか?」


そう!こういう意見を求めていたんだよ。


「店については明日にでも組合に聞きに行こう。安価な新商品について皆の意見を聞かせてくれ。」


「そうですね・・・グリズリーの財布などどうでしょうか?」


「悪くないな・・・だけど財布なんて俺たちで作れるか?簡単に作れないと意味がないぞ。」


「ウチは作れると思うけど絨毯よりは間違いなく手間がかかるだろうねぇ・・・。」


「それに財布ならキラーコブラの皮の方が良いだろうな。他に誰か案はないか?」


「はい!」


「はい、レオン。」


「グリズリーの焼肉屋をすれば良いと思います!」


斬新な意見だな・・・可能だろうが難しいな。


「誰かがずっと料理を作る必要がありますし、あの肉を商品にまでするのは大変そうですね。」


だよなあ・・・確かに捨ててる肉を売れるなら良い案なんだけど無理だよなあ。


「じゃあ次はウチの番だね。」


お、次はスーリャか。


「ミスリルで包丁を作れば良いんじゃないかい?」


「それは厳しいな。俺とスーリャがかかりっきりになるし安くは売れないだろう。」


「そうかい。残念だねえ・・・。」


悪くはない意見が出てはいるんだがこれだ!っていうのが無いな・・・。


全部いずれは出したいと思える商品だ。だが今欲しいのは簡単で安く量産が出来る商品なんだ。


「ちょっと良いでしょうか?」


「何だ?ベルーナ。」


「キラーコブラの皮も使えるのですか?」


「ああ。」


「それならキラーコブラでベルトを作るのはどうでしょうか?」


ベルトか・・・良いな!皮を剥いでそれこそベルトの上に皮を縫い付けるだけで良い。


手提げ袋より簡単だ。素晴らしい!


「良い意見だ。採用しよう。」


「ありがとうございます!師匠。」


「むむむ・・・。」「へぇ・・・。」「ベルトかぁ・・・。」


他の2人も感心している。約1名は違う感じだが。


「はい!はい!」


「なんだ?アンネ。」


「グリズリーでマフラーはどうでしょうか?」


「ああ。それは俺も考えたんだが今はまだ必要ないだろう?それもしばらく先の商品だな。」


「そうですか・・・。」


「はい!それではグリズリーのテーブルクロスはどうでしょうか?」


「毛が邪魔だろう?」


「短く刈ってしまえば良いんじゃないかい?」


ふむ・・・。確かに悪くないな。だがただの毛皮をテーブルクロスとして使えるのだろうか?


「なら多用途にすれば良いと思います。鍋敷きでも何にでも使える丈夫な皮として売れば良いのではないで しょうか?」


なるほど。そういう売り方なら絨毯より安く大量に売れそうだな。


「良し!ベルトと多用途皮を新たな商品としよう。明日から早速製作にかかってくれ。」


「「「はい!」」」


「僕もそちらに加わったほうが良いですよね?」


「あ~・・・そうだな。ゼハードさんにはそう言っておこう。」


こうして俺たちは新たな商品製作へ向けての会議を終えた。


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