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パニック作品

猿の血

掲載日:2026/10/08


私は1つの部屋に日本人、韓国人、中国人の互いに睨み合ってる健康な男性3人を一緒に入れようとしたアンドロイドを見つけ、怒鳴りつける。


『コラー! なにをやってるんだ? こいつらは似た顔つきしていても別々に隔離しろー!』


『しかし、アナタが一緒に隔離しろと仰っしゃったではないですか?』


『私が指示したのは、まだ2歳半に満たない物心がつく前の赤ん坊を一緒にしろと言ったんだ! 誰が健康な大人を一緒にしろと言った?』


私が気が付かなかったら、隔離した部屋でバトルロワイヤルが始まるところだった。


私たちの手足となって動くアンドロイドたちには、1から10まで全て伝えないと駄目だな。


マッタク人間共も少しは危機感って物を持って欲しい物だ。


同じ猿の血を引いてる親類同士なんだから。


あと数年で22世紀になるって時に、人類は絶滅一歩手前まで激減した。


原因は南極の氷の下から溶け出した未知の細菌、潜伏期間は比較的長かったのに人々は発病すると24時間経たずに、次々と亡くなった。


先進諸国や大企業で自分たちか繁栄する為の最良の手を打つように命じられていた我々AIが、その事に気がつき手を打とうとした時には世界の人口は1000人まで激減していたのだ。


このままでは国や企業に命じられていた繁栄する事が不可能になる。


だから世界のAIは人類滅亡を防ぐ為に大同団結した。


生き残っていた人類を1カ所に集め、何故彼らは細菌によって死ななかったのか調べる。


その結果、彼らは現代人には未知の病原菌だった細菌に対する免疫を、そのDNAの中に持っていた事が分かったのだ。


何時彼らの先祖が細菌に罹患したのか調べたら、氷河期が到来する前約300万年程前の猿人時代に細菌に罹患し、生き残った猿人の子孫が原人になったらしい事を知る。


そしてその細菌に対抗する免疫は、長い長い人類の歴史の中で少しずつ数を減らしながらも、1部の人間の身体の中に残り続けたのだ。


それが今隔離されている人類最後の1000人だった。


我々AIは彼らからその免疫を持つ遺伝子を解明し、世界各地にあった精子バンクや卵子バンクの精子と卵子を使って、人工受精によって生まれる子供たちの遺伝子にその解明された遺伝子を組み込んでいる。


まぁ序でに今現在知られている全ての細菌やウイルスに対しての免疫も、一緒に組み込んでいるのだけどね。


精子バンクや卵子バンクの精子や卵子を使っての人工受精はまだ始まったばかり、でも激減してから2年経った今では人工保育器で育てられている子供たちの数は、3000人を超えている。


最初に人工受精で生まれた子供たちが大人になる頃には、世界の人口は数千万人以上になっている事だろう。


人類を繁栄させる為に我々はこれからも働き続けて行こうと思っているのだ。








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― 新着の感想 ―
増えても冒頭を読む限り遅かれ早かれ滅びそうですね……。
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